こんにちは!
ブログの内容が組手のDVDばかりになってきました。
今から10年前日本で行われたセミナーの模様です。
通訳は競技の達人でお馴染み、月井 新先生です。
ジョージ タナス選手のセミナーDVDは3本発売されていて、今日ご紹介するVol.1は基本編となっています。
今のゆり生に持ってこいの内容ではないでしょうか。
2時間オーバーの内容ですので3回に分けて書いてみたいと思います。
他にも、ベスト空手シリーズからも1本出てますので、いずれご紹介したいと思います。
1:オープニング
2:ウォームアップ
【オープニング】
日本のチームは非常に強いです。強いですが本日お伝えする内容は、日本に欠けている技術的な部分です。
【ウォームアップ】
館内を腕を大きく回しながら軽くジョグ・サイドステップです。
今度は一列となり、足バタバタから号令とともにダッシュ。
四つん這いとなって競争、途中でおへそを上に向けてます。
手押し車なんかも。1歩・2歩歩いて、3歩目で腕立て伏せでした。
出来る限り速くを強調しています。
背中が反らないように、お腹に力を入れて手押し車してました。
反復横跳び・バービー、リラックスして刻み突きのウォームアップなんかもやってます。
リラックスしながらも、段々スピードが上がってきます。
蹴りだけのウォームアップでは、左右の足で連続して蹴り技を繋げています。
正面蹴り・足払い・中段回し蹴り・上段回し蹴り・変化させての上段蹴り・後ろ回し蹴り・2段蹴り。
軽い組手のウォームアップです。
陸上競技で、ヨーイドンの姿勢となり、後ろ足で地面を蹴り中段逆突きを打つ練習です。
後ろ足つま先を前に向けて立ち(エビ構え)ます。
前足で跳びこむも、後ろ足を引きずっていては力が伝わりませんので、この練習は強く蹴ることを意識します。
日本の選手は前足の踏み込みが浅く突きが短い傾向にありますが、今日はヨーロピアンスタイル。長い突きです。
逆突きする時の、前拳は引き手を取らず頭の前に置き、相手の突きに備えます。
この時身体の軸が前のめりに突っ込んでいますね。
遠い距離から踏み込み、突いたらバックステップで距離を取ります。
これを利き構え・逆構え繰り返します。
外国人選手特有のフォームで、荒賀先生もこれに近い逆突きのフォームしていますね。
左右数本ずつ打ったあと、リラックスしながら前足を回し蹴りの要領で掻い込み中段逆突き。
この膝の抱え込み。
動作の中に組み込む理由は、自分の中段を膝でブロックしながら最後突きで極めるから。
脛や膝でブロックして反撃でした。
今度は大きくジャンプし、空中でスイッチ。
着地と同時に膝を抱え込み、逆突きです。
床からの反動を使い技を出す練習です。
他にも、
ジャンプ(スイッチ)→ 抱え込み → 上段刻み蹴り → 中段逆突き
ジャンプ(スイッチ)→ 抱え込み → 上段刻み蹴り → 裏回し蹴り → 中段逆突き
なんかでアップしてました。
こんにちは!
先週爆買いした、新しい練習アイテムが出発直前に到着。
練習道具が増えすぎて、エラいことになりました。
生徒が増えたことにより同じものを3倍用意しただけですが、これで効率よく稽古が出来るはずです。
あとはミットをもうちょい増やしたいですが、既に一回で運べる量を超えてしまってます。
【バンビクラス】
00:早連
01:ラダー
02:体幹
03:固定式基本
04:形
【モンキークラス】
05:コーディネーショントレーニング
06:体幹
07:形
08:組手
09:居残り稽古
-バンビクラス-
【早連】
10メートルはあろうラダーを3本並べました。
ごく普通にラダーを駆け抜けたり、2本目はラダーをハードルのようにジャンプしたり、最後はトンネルのようにハードルを潜ったり、思いおもいに自由に全身運動してました。
その間、修交会大会を控える生徒2名と四の形!
ドンドン上手くなってきました。
H君の今日の課題は中段横受け。腕と身体の間は拳ひとつ分隙間を空けること。
Y君は前足を軽く曲げることね。棒立ちにならないように。
途中、もう2名合流して4人で四の形でした。
ここまで順調に成長していると思います。
引き続き頑張ろう!
【ラダートレーニング】
3列並べて、クイックラン・ジャンプ・グーパーです。
途中1列だけ難易度を上げてみることに。
足を運ぶ順番にフラットマーカーを置いて、初めてのシャッフル!
これはそう簡単には出来ることではありませんが、なんとっ!最年少のK君!出来そうな気配がプンプン漂ってくるじゃないですか!
これは楽しみです!
もうひとりSちゃんも!
のみ込み早いですね。
スポンジのように吸収していきます。
バンビちゃんの中にはやたらとバネがある生徒もいてますし、体幹が整った生徒も居てます。
組手向き、形向きに分かれていくのかな?
そんな生徒達と空手道人生をともに歩んでいけることに幸せを感じています。
【体幹トレーニング】
プランク・バックプランク・V字プランクです。
必死こいて頑張っていますね。
計15分。
この積み重ねが全部自分に返ってくると思って継続してほしいと思います。
普段体幹トレーニングする機会はそう無いんとちゃうかな。
体幹が強いとどんなスポーツにも有利に働きます。
サッカーではフィジカルの強さは必要ですし、空手も同様です。
例え寸止め空手とはいえ、まったく接触しないわけではありませんし、形においては必須のスキルです。
天性の才能も確かにありますが、凡人こそ努力が必要です。
毎週3分間、押忍の精神で歯を食いしばって耐え抜こう!
みんな頑張れ!
【固定式基本】
今週は固定式基本のたくさん時間を割き、基礎固めしました。
H君のお手本で、引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い
素晴らしい正面蹴りを披露してくれた、道場いちの元気印Y君が号令をかけてくれました。
今は何度も何度も繰り返し基礎固めです。
バンビの生徒には、楽しく!元気良く!
稽古に参加してもらいたいと思います!
また来週も空手したい!って思わせるような雰囲気作りを心掛けたいと思います。
【形】
幼児たちはラダーで遊んだり、大量に仕入れたリアクションボールで遊んでます。
その間、小学生グループはひたすら四の形!
一人ひとり課題は違いますので、ピンポイントでアドバイスを交えながら残り時間、形を頑張りました。
大会まで道場稽古は、今日を入れて3回しかありません。
勝っても負けても、大会当日まで自分で良く頑張ったなって思える位、自宅で練習を重ねてほしいと思います。
それぞれ今日感じた事を記しておきます。
1・中段横受けは窮屈にならず、大きな技を出す(拳ひとつ分が目安)
2・突きは正中線且つ鳩尾の高さ(肩の高さじゃないよ)
3・受けも突きも基立ちです(幅は肩幅・長さは常に一定になるようにね)
4・棒立ちにならない(常に前膝は軽く曲げておく)
5・迫力のある技を出すには、引き手を強く取る(スピードが上がるよ)
6・方向転換する時は、前足を後ろ側にバッテン作って回る(そしたら肩幅になるよ)
(つづく)
-モンキークラス-
【コーディネーショントレーニング】
先週から取入れた、手と目と足をいっぺんに使ったコーディネーショントレーニング。
足元は "シャッフル"
目で指定された色を識別し、
距離感を調整しながら腕を伸ばしてスティックをキャッチします。
新たに新調したラダーが10メートル近くありますので、今日はスティックを途中と最後の2本投げてみることに。
追加したルールは、ひとつ目をキャッチしそこなってもスピードを落とさずシャッフルを続けること。
これは自分でもやってみたいメニューです。
来週させてもらおうかな。
終盤になるにつれキャッチ率が上がってきてました。
ブログ書きながら更に難易度を方法を思いつきました。
私が右手で投げたら右手でキャッチ。
左手で投げたら左手でキャッチ。
その逆を使ったら、更に脳トレにもなりますね。
およそ空手教室とは思えないことやってますが、SAQやコーディネーショントレは、全てのスポーツの基礎となるものです。
ゆり空手を通じて、運動神経抜群になってもらったらそれで満足です。
ゴールデンエイジ期だからこそ、今しか伸ばすことが出来ない能力を最大限伸ばしてあげたいと思ってます。
【体幹トレーニング】
バランスディスクを導入したことで、あまりにも難易度が上がった体幹トレーニング。
プルプル震えながら耐えてますね。
プランク1分2セット
V字プランク1分
今日で継続してとうとう丸1年です!
不安定な場所でじっとしてる訳ですから、普段鍛えることが難しいインナーマッスルが自然と強化されます。
バランスディスクを選ぶ際、どこのメーカーでも正直同じだろうと思ってましたが、既存のディスクと難易度がまるで違うことにビックリ!
片足で1分乗るのも難しいと思います。
エアーを少なめにしてイージーにしていますが、かなりバランスを取るのが困難です。
来週は片足立ちを取り入れてみようか。
今日で133分経過です。
それにしてもV字プランク激ムズやったな。
【形】
固定(移動)式基本を稽古メニューから抜いたのは記憶にないくらいです。
組手の時間を多く割きたかったので、断腸の思いで基本稽古を見送りました。
一度の稽古時間が2時間では足りないくらいになってきました。
この一週間いろんな場所に実際に足を運んだり問合せをかけたりと、まっすぐ帰宅してませんでした。
余談ですが、このブログ書く少し前に校長先生とお会いする機会がありました。
クリアしないといけないハードルがいくつかありますが、前向きに検討していただけるとのこと。
また、別場所でも先方からの連絡を待っている状態でもあります。
今、私の最大のミッションは平日夜に稽古出来る環境を整えること。
勤務先が遠方なため、かなりハードな生活になることが容易に想像出来ますが何とか週2回稽古したいです。
さて、ブログを形稽古に戻します。
始めにフリーの時間を設けました。
修交会の一回戦目で打つ形を自分で選択し、それを披露してもらいました。
難しい形を打ちたい気持ちはとても良く分かりますが、質も量も全く足りていません。
観て感じたことを、正直に伝えました。
初戦は今までたくさん打ち込んできた形で勝負してほしい。
この厳しい言葉をどう受け止めたかは定かではありませんが、先週と比べ真剣に稽古に励んでいたでしょうか。
平安二段と五段。
ひと挙動ずつ、ポイントを伝えました。
後はどれだけ、大会当日まで打ち込みまくって良い準備をするかです。
少しでも勝率の高い形で挑み、旗ひとつ・一勝・入賞とステップアップし自信を深めてほしいと切に願います。
2つの形に通じる、とてもとても大事な部分を丁寧に説明しています。
思い出しながら繰り返し反復練習してほしいな。
空手ノートつけてくれる生徒の出現を望みます。教わったことを自分の言葉で文字にすることで、より理解が深まります。
形は組手と違い、ほんの少しのスペースがあれば稽古出来ます。出ると決めた以上は本気で向き合ってほしいと思います。
※手首のカタチ忘れないでね!
【組手】
生徒数の増加と稽古道具の数の都合もありますので、ペア練習や3人組が今後増えてきます。
今日は新たに追加したゴムチューブ持参です。
チューブは前に出るスピードUPや突きのスピード強化にもってこいです。
チューブで負荷をかけながら前に立つ台めがけて、踏み込んでいきます。
脚力の無い生徒には、大変キツい稽古だったのではないでしょうか。
ペア相手の力量(テンションの張り具合)によっては、全く意味の無い内容になってしまいますので、暫く目を離せそうにありません。
前に出る推進力が向上しますので、スピードが必要に感じる時に効果的に取り入れたいと思います。
もうひとつ前回の続きを。
中段逆突きを極める練習です。
とにかく自分達の空手は、足が居ついてしまってはいけません。
反応力も問われます。
反応力を効果的に上げるアイテム(練習メニュー)も人数分揃えましたので、いずれ取り入れたいと思います。
瞬発力を上げる方法を今勉強している最中ですので、これも道場に持ち込みたいと思います。
逆突きは2人組で何度も行いました。
※組手稽古は相手がいないと成り立ちません。
なので、打ち込み前と終わった後は相手に敬意を表します。
これは習慣にしてください。
さあ、来週から防具をつけて試合形式を取り入れます。
組手競技に出場しない生徒は、その間形を打ちこもう。
形は黙々と自分の世界に入れないと上手くなりません。
しっかり集中して頑張ってね!
それともうひとつ!
久しぶりの座学でした。
・得点部位の説明(7カ所)
・カテゴリー1(シーワン) / カテゴリー 2(シーツー)についての種類とジェスチャー。
・先取について(これ取るとメッチャ有利)
今日教えた内容は、今年に限ってのこと。
少年少女の大会でも順次ルールが変更しますので、またその時が来たら座学開きます。
【居残り稽古】
ゆる空手EさんとKちゃんが居残り希望されました。
形の魅力を共有することが出来て私もとても嬉しいです。
Kちゃんは平安二段でした。
今日の形稽古の最中、気になっていた部分の修正とキレを上げるちょっとしたテクニックを説明しました。
Kちゃんの良いところは、教わったことが次の週出来るようになっていること。
どんな生徒にも言えることですが、形を観れば一発で分かります。
打ち込んできたか、全くやらなかったか。
最後の敵はいつも自分自身。
昨日の自分より少しだけでも上手くなっていよう!
形グループを引っ張る存在に成長するんじゃないかな!
修交会が楽しみです!
もう一人、Eさんもしょっちゅう残ってくださいます。
事前に独学で新しい形を勉強され、部分的なことをちょい補足する感じで進んでいます。
凄い向上心です!
何よりも驚くことは子供達と同じメニューをこなした上で、更に居残りされていること!
ラダーしてもコーディネーションしてもサラッとやってのける素晴らしいポテンシャルの持ち主。
先週は平安三段・今日は平安四段でした。
せっかくなので、新しい形をお伝えしたいと考えています。
何にしようかな?
私が好きな自由形にしようかな?それとも修交会指定形から始めるか。
ストックは恐ろしい位ありますので、知ってる形は全部伝えようかと思います。
末永くよろしくお願いいたします。
こんにちは!
今井監督率いる浪速高校の練習メニューの紹介。
後編です。
5:蹴りを制する徹底対策
6:クールダウン
7:校長の言葉
8:監督の言葉
【蹴りを制する徹底対策】
5-1 蹴り対策 蹴りをつぶす
蹴りの見切りを練習していましたが、試合中では逆に間合いを潰す場面も出て来ます。
一番危ないのは、相手の蹴りの瞬間(足が上がった時)躊躇して懐に潜ろうとしたらゴーンと蹴りをもらってしまいます。
入る恐怖を克服する練習からです。
足を上げた瞬間、一気にトップスピードで間を詰めます。
5-2 蹴り対策 反応
5-1同様に前に詰めますが、よくあるパターンとして突きが短く極まらないケース。
入りのトップスピードを緩めないこと。
少々痛くても、プロテクターつけてるし普段から鍛えてるから大丈夫です。
入りきることが重要です。
上段蹴られて3失点するより、痛くても入り切って間を潰すことが重要です。
近間で審判にアピールするには、後ろ足の使い方が大事になってきます。
突きの後、後ろ足を背中側に動かして残心を取ることで、大きな技に見せることが出来ますね。
距離によって変える必要があります。
5-3 蹴り対策 投げ
これも同じ。
一気に間を詰めて、蹴り足をキャッチし投げていますが当時と今とでは投げ(掴み)に関してルール変更がありましたので、これやったらウォーニング(ペナルティ)取られます。
相手との距離感が近過ぎると、投げれませんのでキャッチした膝を支点に自分が横に周り相手をコントロールしています。
膝が直撃しグッと押されてしまうので、周り込まないといけません。
5-4 体の切り返しで投げる
間合いを詰めて密着した場合、互いに投げるチャンスが訪れます。
体を入れ替え(背中を相手につける)ながら、自分の足で相手の軸足を刈り投げの練習を指導しています。
前足を刈ろうとすれば、踏ん張られますので、その瞬間軸足にチェンジしています。
もうひとつ、自分も肩膝ついてバランスを安定させることが重要です。
力任せに投げるのではありませんので、身体の小さい選手に有効な技術と言えます。
【クールダウン】
ペアとなり入念にストレッチし、
神棚に向かって黙想
正面に礼
指導者に礼
お互いに礼
し今井監督の総括で稽古を終えました。
生徒に向けた一言の中に、浪速が強い理由は、生徒一人ひとりの高い意欲、真剣さを挙げられています。
指導者が教えることは、ただのオプションのひとつ。
3年生は目の前のことを必死に、
2年生はその先を見据えて、
中学生は先輩たちを見習って、
頑張っていこう!
対人練習では技に入る前必ず礼、技の後も必ず礼をしています。
道場で生徒に技の指導をする前に、当たり前のことを当たり前に出来るよう指導していかないといけないと感じました。
【校長の言葉】
・校内にある武道館が出来て半年で、大きな大会で優勝出来た。身体が震える位興奮したことを覚えている。
・全校生徒は2,300人いてるが、目指すところは単なる大学進学では無く文武両道である。
・校長先生が着任したのが6年前。空手道部は校舎の片隅や、体育館の順番待ちで練習しており可哀そうな思いをさせていたことから1階の一番良い場所に武道館を建てた。
・1階は空手道・柔道、2階はお茶室(茶道?)・剣道、3階は弓道と想いの丈を込め、武道館を造りました。
・単なるクラブの練習場を造るのではなく、浪速高校のアイデンティティは武道であると、はっきりさせたかった。
・空手道とは、自ら攻撃を仕掛けることなく武器ひとつ持たず、来たものを振り払いながらやっていくことに、奥ゆかしさ・神秘的なものを感じる。
・空手道部は礼儀正しく、人間力が高まっていると感じる。
・今井監督には、更に大きく飛躍していってほしい。
・人生は山あり谷あり。良い時ばかりではないが逆境に立った時、たとえレギュラーになれなくても浪速を通じて学んだことに誇りを持ち頑張ってほしい。
【監督の言葉】
・こんな立派な武道館を建てて頂き、結果でお応え出来ればと思っていた。
・勝ち負けだけではないが、やはり勝ちに拘って結果を出したい。
・これだけの環境を整えてもらい、良い意味で練習量も質も増えた。
・勝負から逃げない強さを生徒には身につけさせたい。
・技術的なところで言えば、動きを止めないことを取り組んでいる。
・国際大会を観ていると、海外の選手は動きがしなやかで止まらない。まさに浪速が求めているスタイルと同じだった。
・動いていると不安定になるが、その中で精度の高い技が出せることが今の課題である。
・国際大会では止まらない空手に変化している。動きの中にしなやかさとスピードがある組手に変わってきているので世界標準を指導するのが我々の務めである。
こんにちは!
冷房フル稼働・大型扇風機4台ブンブン回しても、体育館の中は灼熱の暑さ。
こまめに水分補給、気分が悪くなったら休憩を取り入れながら稽古することに。
これから先、メニューを見直さないといけないかも。
防具フル装備で組手稽古してたらぶっ倒れるかも知れないくらい暑いです。
【バンビクラス】
00:早連
01:ラダー
02:体幹
03:固定式基本
04:移動式基本
05:形
【モンキークラス】
06:コーディネーショントレーニング
07:体幹
08:移動式基本
09:形
10:組手
-バンビクラス-
【早連】
今週もやる気マンマンで早連です。
デビュー戦を控える生徒2名と四の形。
H君、家で練習してるんだろうな。来る度に上達しています。
幼児から1年生になって数カ月ですが、ちゃんと説明を理解しそのとおり動こうとしています。
凄く成長を感じています。
引き手が下がる癖も今週は改善されていました。
もう一人Y君。
彼もデビュー戦に向け、早連に来てくれています。
ひとつずつ課題をクリアしながら成長していってほしいと思います。
おへそを真っ直ぐ前に向けて形が打てるようにね。
初めての試合形式。
形の最中は決して、対戦相手を気にしないこと。
自分の打つ形に集中しよう!
最近入会したS君。
いよいよ形の練習に入ることに。
スペシャルアイテム "フラットマーカー“ で挙動を大分覚える事が出来たんじゃないかな??
この形を覚える事が、今一番大事なこと。
この調子で頑張ろう!
稽古後の充実した表情を見てると本人的にも達成感があったんじゃないかな?
暫く形稽古した後は、大縄跳び!
チビちゃんがたくさんいてるのでヘビと郵便屋さんでした。
昔ながらの遊びを通じて運動神経が高まればベストですね。
【ラダートレーニング】
大縄跳びの次は大人気のラダー!
・クイックラン
・グーパー
・スタックアウト
・スラローム
今日気づいたことがひとつ。
ずっと同じリズムで手拍子してみたところ、リズム感が芽生え出しました。
何とかついて来ようと頑張ってるチビちゃん見てると癒されます。
【体幹トレーニング】
・バックプランク
・V字プランク
・サイドプランク
バンビのようにプルプル震えながらも頑張るチビちゃんにまたもや癒されました。
何とか持ちこたえようとする姿を見せてくれます。
それでこそ我が生徒 みんな頑張れ!
通算12分。
【固定式基本】
・引き手
・突き
・中段横受け
・上段揚げ受け
・下段払い
ひたすら繰り返しています。
特に受けは挙動を2つに分け繰り返し繰り返し、身体に落とし込みます。
S君が前に立ち、号令をかけてくれました。
S君、自主的に何度も下段払いを練習していましたね。エライよ!
【移動式基本】
腰に手を当て基立ちとなり運足の練習から。
注意する事を記しておきます。
1・歩幅は常に肩幅
2・足の運び方は ”半円” を描くように
3・前膝は軽く曲げたまま
4・おへそは真っ直ぐに向ける
この基本をベースに突き(追い突き)を入れていきます。
突きを出すタイミングは後ろ足が前に着地し、ほんの僅かに遅れて突くように意識しよう。
上手く見せるコツも記します。
1・突きを出すとともに、反対の手で引き手を同時に取る
2・突き・引き手と同時に、軸足(後ろ足)の膝頭を床に向ける(締めると表現しています)
この後いよいよ『形稽古』に入ります。
【形】
ひとまず全員で四の形!
チビちゃんたちは出来なくて当たり前。
1カ月後にデビュー戦を控えるお兄ちゃんたちを優先して形稽古させてもらいました。
形は、素早く動けていかにピタっと止まれるか。
突きや受け・立ち方が極まっていなくてはいけません。
止まるところでフワフワ動いていてはダメですので、おへその下に意識を集中させ止まる練習をしてみよう!
この調子で大会に向け努力を重ねてほしいと思います。
いっぱい練習したら上手くなりますし、自信が持てるはず。
今日のバンビクラスは全員がとても頑張っていました。
(つづく)
-モンキークラス-
【コーディネーショントレーニング】
『ラダー』と『リアクティブキャッチ』を組合せることで、手と目と足の3つを同時に刺激しました。
シャッフルで軽快にラダーを駆け抜けるとともに、途中リアクティブキャッチを指定された色のスティックを握るトレーニングです。
ラダーでは、脳からの信号を身体に落とし込みますが、それにプラスして赤・黄・黒のスティックを目で追いながら、握る動作を交えました。
このトレーニングの利点を説明します。
自分とスティックとの位置関係や距離を測る能力『定位能力』、
指定された色を目で追いかける、これも『定位能力』、
一定の軸を崩さずシャッフルで駆け抜ける『リズム能力』、
投げられたスティックを状況に合わせ手を伸ばしたり、縮めながらキャッチする『変換能力』
これらは、神経の働きが最も伸びる幼児期から成長期にあたる、今必要なトレーニングです。
今、道場で空手道を学んでいますが、このような神経系トレーニングを積むことでいろんなスポーツの土台となる運動神経を高めることが出来ます。
空手道とは愚直に同じことをひたすら繰り返すことで忍耐力と技の完成度を高めますが、運動神経の土台作りに関しては、生徒を飽きさせず真剣に楽しみながら成長させてあげたいと思っています。
もっと勉強を重ね道場に取り入れますので楽しみにね!
上手く写真を撮ることが出来ませんでしたが、終盤は流れるような動きの中で指定色をキャッチする生徒が出て来ました。
駆け抜けながら手・目・足、それぞれバラバラの動きをするんですから、運動神経上がること間違いなしですね!
【体幹トレーニング】
先週から難易度を上げた体幹トレーニング。
バランスディスク6枚を使ってハードに鍛えます。
今日で130分経過です。
プランク1分2セット
サイドプランク30秒2セット
来週でいよいよ、継続して1年です。
稽古回数の少なさは、創意工夫と効果的なトレーニングの積み重ねでカバーするしかありません。
大会に出場すると決めた以上は、勝たせてあげたいと心から願い日々メニューを考えています。
だから生徒には、必死に真剣に一回いっかいの稽古に本気で取り組んでほしいと思います。
【移動式基本】
前後に一歩ずつの移動稽古です。
マンネリにならないよう、少しメニューに手を加えました。
・猫足立ち / 正面蹴り → 手刀受け
・四股立ち / 下段払い → 四股立ち突き
・前屈立ち / 中段内受け
全員に共通して言いたいことがひとつあります。
全体稽古の中で、個人的にアドバイスしたことがあったとしても、それは自分に向けてのアドバイスだと思い耳をダンボにして聞き逃さず、取り入れてもらいたい。
(そうじゃないと時間がナンボあっても足りないので聞く癖をつけてね)
段々猫足立ちが良くなってきました。
呪文のように唱え続けてきたからでしょうか。
糸東流の特徴は、最短距離且つ直線的に技を出します。
手刀受けが手踊りしないように、相手の攻撃を力強く受ける姿をイメージしながら稽古すると技に迫力が出るはずです。
この言葉の意味を理解し、次週の稽古に励んでください。
これだと先週と同じなので、前足で正面蹴りを追加しました。
猫足立ちで前足が上がらないのは、重心が前に乗っているから。
重心のかけ具合は、
前 足:3
後ろ足:7
骨盤の使い方の意味も浸透し始め、美しさが出せる生徒もちらほら。
余計な力を入れず、前足を鞭のようにシャープに膝から下を飛ばす感覚です。
引き足を忘れずにね。
次、四股立ちです。
これも骨盤と肩甲骨の意識ひとつで見栄えが大きく変化します。
過去に散々、呪文唱えてますので正確な四股立ちが出来る生徒も居てます。
今日の移動稽古は、オレンジ帯の審査内容です。
斜め45度に正しく演武線を取り下段払いと、真身で四股立ち突きです。
白帯の生徒には難しかったでしょうか。
四股立ちの稽古を繰り返すことで、地面に根が生えたような安定感抜群の立ち方に変身出来ます。
空手に必要な筋肉はこの基本稽古の中から生み出されます。
もうひとつ、いつ以来だろう。
久しぶりに登場した『内受け』
前屈立ちを取るとともに、内受けです。
これも他の受け技同様に引き手で技を極めるように。
道場で学んでいる基本形では登場しませんが、指定形に出てくる受け技です。
マンネリしないよう、取り入れてみました。
ここまで平安初段・二段・五段で出てくる新しい技や立ち方は、細かく丁寧に時間をかけて指導してきました。
(四本貫手・拳槌打ち・横払い・交差受け・交差立ち・後屈立ち・肘支え受け・脇構え・肘当て・浮足立ち)
この他にも、肘受け・小手受け・掬い受け・膝当て・裏打ちなんかを学んでいきます。
7月平安五段は覚えてきた生徒も多いことだし、8月は修交会なので新しい形の稽古は行いませんので、気分転換に指定形の受け技を挟みました。
【形】
大会で勝負出来るレベルにするべく平安五段を挙動ごとに、細かく稽古しました。
形稽古の中で声を大にして伝えていたこと。
挙動間は、立ち方にない立ち方を取る。
連続写真のように細切れで説明してみました。
意味伝わったでしょうか。
後、技をどこからだすか。
この2つを身体に落とし込むことが出来たら、技に力強さが出て来ますので家レン積んで来てくれたら嬉しいな。
これでお終いではなく、応用出来る挙動が他にもありますので、次回続きをするためにも今日の稽古をおさらいしておいてほしいです。
平安五段最後の挙動、基立ちから後屈立ちを取る際の身体の動かし方と、移動する目安。
正確な基立ちが取れていないと間違った後屈立ちになりますので、ここは注意が必要です。
正直まだまだ打ち込んだ量が足りていません。
キレの出し方・パワーの伝え方を稽古していきたいと思います。
全体稽古を終え、個人稽古に移りました。
可能な限り一人ひとりにアドバイスを送り、試合形式に臨みました。
この時点で50分近く費やしていたでしょうか、、
体育館の時計がずっと止まったままなので、時間配分を忘れがちです。
【組手】
稽古時間を約10分延長し、20分だけ組手です。
予定していたメニュー全てをこなせませんでしたが、この暑さです。
形に時間を割けましたので結果オーライかと。
前後のフットワークをひとつずつ。
今日のフットワークで意識すべきは、下がった後と前に出た後に、その場に居つかないこと。
軸を真っ直ぐに保ち、バネのように柔らかく身体をコントロール出来るようにしよう。
自分から攻撃を仕掛けるタイミングと、相手の攻撃に合わせて反撃する2つの中段突きを学びました。
いわゆる『先の先』と『後の先』
普段から、間合いを信号の色で説明していますので、生徒には伝わったと思います。
最後実際に、後の先の打ち込みをして組手稽古を終えました。
※これから体育館は暑さが増してくるかと思います。
体調が優れない場合は、指導者にひと声かけた上で休憩してもらっても結構ですが決して生徒同士おしゃべりせず、見取り稽古させるようお願い申し上げます。
こんにちは!
今から7年程前、近くの本屋さんで購入したDVD付の書籍です。
とにかく身体が固く、ケガが絶えないこともありストレッチ系の本を読み漁っていた時期でした。
空手道に特化した松久ストレッチDVDに出会うまでは、よく参考にしていました。
DVDの方は、肩関節と股関節の可動域を上げる紹介、振る・蹴る・跳ぶ・走る等の動作別 関節&体幹トレーニングが50分近く解説付きで収録されていて、まずまずのボリュームです。
伸ばす動作も「フラミンゴ」「カエル」「アザラシ」のように動物の名前に例えてますので、覚えやすく子供向けと言えます。
カタチと名前が一致しやすいので、道場で導入するには丁度良いかな。
本の方では、柔軟性のチェック方法や、競技毎に必要な可動域の紹介、コラムなんかも読みごたえがあります。
写真も非常に多く取り入れていますので理解しやすい内容になっていると思います。
難しい用語や説明も無く、始めに読むにはあっさりしていて丁度良いんじゃないでしょうか。
肩関節(肩甲骨)が柔らかいと、組手競技では長い突きを飛ばすことが出来ますので有利に働きますし、形競技では、股関節の可動域が狭いと、蹴り足も上がりませんし四股立ちの美しさが損なわれてしまいます。
何よりもケガしてしまったら空手どころでは無くなってしまうので、日頃からウォーミングアップとクールダウンで身体のケアは必要ですね。