こんにちは!
全日本空手道連盟ナショナルチーム前監督、帝京大学空手道部師範 香川政夫先生率いる帝京大学空手道部の稽古を収録したDVDです。
門下生の中には残念ながらメダル獲得とはなりませんでしたが、植草 歩選手・宮原 美穂選手は東京オリンピック2020に出場しましたね。
同じくオリンピック出場した染谷 真由美選手のお姉さん香予選手、香川先生の息子さん幸允選手。
第45回 全日本空手道選手権大会で荒賀選手を破り優勝した渡邊 大輔選手等、錚々たる顔ぶれです。
普段行う基本稽古をVoL.1では2回に分けてシェアしたいと思います。
伝統空手特有のスピードと爆発力はチューブトレによって生み出されます。
組手が大好きな選手にはとても勉強になる内容だと思います。
1・基本動作
2・移動動作
【基本動作】
-立ち方と運足-
立ち方と運足の説明からですが、帝京大学で習う流派は松濤館流。
非常に細かいことですが、松濤館流の前屈立ちは糸東流よりも更に深い立ち方となります。
前屈立ちでは前足の体重をグッとかけて立ちます。
前足足首は開かず・膝もしっかり曲げる。
軸足のハムストリングスはしっかり張ることを意識して、腰に手を置き移動します。
次、前膝を深く曲げたまま大きく前に跳びこみながら移動基本しています。
ポイント1:後ろ足の曲げ伸ばし。
ポイント2:後ろ足も開かない。なるべく正面を向ける
3つ目はここからは組手構えでの送り足です。
いわゆるエビ構えです。(真身となり後ろ足つま先は正面向き)
後ろ足のバネを使います。
前足主導で大きく前に出て後ろ足はバネを使ってついてきます。(この時から組手構えです)
4つ目は2ステップ
後ろ足を前足付近にまで寄せ、前足を大きく前に跳ばします。
ポイント1:後ろ足は素早く半歩引き付ける
-手技の基本-
チューブトレーニングです。(各5本やってます)
テンションのかけ具合は、その人の力によって距離を調節する必要があります。
緩すぎても張り過ぎても練習になりませんので、現状の力に応じて少し負荷をかける位が良い
柱にチューブを結び、先程の立ち方となり前屈立ち / 中段逆突きです。
ポイント1:構え方は目一杯身体を開く → 腰・後ろ足の力を使う → 突きのスピード・威力に繋げる
次は、実際の中段逆突きの要領で前足を大きく踏み込み逆突きです。
今度は、組手の動きの中から中段逆突きです。
ポイント1:特に後ろ足のバネを意識します
チューブを持ち換えて刻み突きです。
①腰を落とし気味に構えその場で刻み突き
ポイント:腰と身体の回転で突き手の肩を押し出して突きます(縦拳で構え捻ってます)
②半歩出て刻み突き
ポイント:後ろ足のバネを使い前足をスライドさせてます
③追い突き
ポイント:チューブを持ち換え一歩前に出て追い突きです
④跳び込んで追い突き
ポイント:これも後ろ足のバネで強く跳び込みます
-足技の基本-
①正面蹴り
チューブを軸足に巻き前屈立ちから正面蹴りします。蹴った足は後ろに戻します。
ポイント1:チューブに負けて振り回されないよう前足にしっかり重心を乗せ蹴ります
ポイント2:蹴り足を前に放り投げるのではなく、しっかり抱え足を取ります
②蹴込み
ポイント1:足筋・腹筋の全てを締めて蹴ります
ポイント2:体幹を意識して蹴ります
③回し蹴り
ポイント:引き足を取りながら後ろに下ろします
④裏回し蹴り
ポイント:腰を内から外に持っていき蹴ります
⑤回転後ろ蹴り
ポイント:前足踵を回すとともに回転し蹴り足の踵で蹴ります
⑥踏み込み前蹴り
ポイント:1本目蹴ったあと後ろに戻し、2本目は蹴ったあと前に出ます
⑦踏み込み蹴込み
ポイント:②の蹴り方で挙動は⑥と同じです
⑧踏み込み回し蹴り
ポイント:③の蹴り方で挙動は⑥と同じです
【香川政夫師範インタビュー】
-チューブトレーニングとは-
手・足・腰につけますが、チューブトレの目的は下半身の土台作りです。
下半身がしっかりしていないと、強く・速く突けません。(蹴りも同様に)
また、一歩前に出る・後ろに下がるように体幹で移動する力の養成でもあります。
強い技を出すには、下半身の安定と体幹が必要ですのでチューブで鍛えます。
チューブトレーニングとは、チューブの弾性を利用して無駄な力を無くし、動きを修正する訓練です。
その結果、鋭くケガの無い動きと身体を獲得出来ます。
【移動動作】
①前屈立ち / 追いつき移動
チューブをお腹に巻き、前屈立ち / 追い突き での移動基本です。
突きながら往復しています。
ポイント1:前進する際、重心移動の前足の溜めにあります。
前膝は曲げたまま、後ろ足を前足横に並べ次に踏み込む足に一気に吐き出します。(軸足は締めながら伸ばします)
ポイント2:後ろ足踵は上げてしまうと力が逃げてしまうのでNGです。
パワーは足元から腰を経て、突きに繋がります。
踵を突けることで、前に進むパワーも拳に乗せることが出来ます。
下がる時も、前膝の曲げ・後ろ足の伸ばしを意識します。
下がっても力は "前" です。
香川先生は追い突きした拳に正面から腹をぶつけ、力が逃げていないか確認されています。
押されて潰れるよう稽古の意図を理解しているとは言えませんので道場で確認するには良い方法ですね。
②前屈立ち / 飛び込み追い突き移動
真身で組手構えを取ります。
目線を上下させずに飛び込みながら追い突きします。
ポイント1:軸足の踵は上げない
ポイント2:軸足つま先を広げ過ぎない
つま先がよこを向くと、身体も流れてしまい技に力が伝わりません。
なぜダメなのか明確に理解出来ました。
これも往復しますが、帰り道は向きを変えます。
前進する時は、後ろからチューブで引っ張られ負荷がかかりますが、帰り道は戻る力を利用します。
戻る時は、チューブに吸い寄せられますのでスピードが加わります。
ポイント:チューブの速さに負けない下半身を作る練習です。
飛び込んでも、ドッシリした下半身で立ち方が崩れないよう意識します。
良い練習だと思います。
③前屈立ち / 飛び込み逆突き
半歩飛び込みながら逆突きです。
これも往復します。
④前屈立ち / 飛び込み刻み突き・中段逆突き
半歩飛び込みながらワンツーです。
これも往復します。
⑤前屈立ち / 正面蹴り移動
左右正面蹴りを連続して行い前へ移動します。
帰り道がすごく難しいです。
蹴る瞬間チューブに引き寄せられるのでバランスが崩れてしまいます。
ポイント:チューブの引き寄せに負けない位、素早く蹴り・素早く戻すことです。
⑥前屈立ち / 正面蹴り追い突き移動
蹴った足を前に置き、追い突きします。
帰りも同様ですが、蹴りが入ると難易度が上がります。
チューブに負けてしまわないよう、身体の締めを意識しないといけません。
⑦前屈立ち / 回し蹴り移動
蹴る瞬間身体を捻り、蹴り足の着地と同時にもう一度反対に捻りなおします。
蹴りで力を溜め、戻す時に締め直すことが重要です。
チューブで負荷がかかっていますので下半身強化に繋がるメニューばかりです。
ゆり道場では10月に入り下半身強化に取り組んでいます。
形も組手も下半身の安定感は欠かせません。
チューブを使って、効率的に安定感とスピード強化を図りたいと思います。
こんにちは!
文化祭シーズンともなると、どの学校も利用出来ない日が多く10月は2回だけでした。
個人的にはこの夜練、新鮮な感じがして毎回楽しみながらやってます。
仕事の都合やJRの遅れもあったりで、道場入りするのが毎回ギリギリでご迷惑ばかりかけていますが、
先に入室され準備を整えていただき感謝しています。
自宅からはやや離れていますが、大池中学校に限っては19時スタートなので個人的には助かっています。
(駐車場の前は金木犀の甘い花の香がしてリラックス効果抜群でした)
1・体幹
2・形
3・組手
【体幹】
ディスクを使った体幹トレーニングでした。
前回の夜練で初登場、先週土曜日にもやった片足立ちの逆突き!
じわーっと沈んでスパッと逆突きでキープ!
これが出来れば極めが強くなりますね!
理想の形に向けて練習あるのみです。
夜練組、18分頑張ってます。
【形】
垂水区組と夜練組に分けて一人ずつ、稽古を観ました。
順番を失敗した。
20時あがりの生徒を先に観るべきだったな。
6人だったので一人10分マンツーマン。
ここまでは予定通りだったのに。
それでも各自異なる修正点は指導出来たかと思います。
大事なのは無意識で形をなぞるのではなく、課題を克服する意識です。
おすすめの練習方法は、鏡の前で「ゆっくり形」を打つこと。
・今どこに軸が乗っているのか
・次の軸への乗せ方
・気づきにくい身体の癖(左右のバランスとか)
・身体の締め
・腰のキレ
一つひとつ課題修正する意識を持ち、ゆっくり形の練習してみてください。
身体の動かし方が掴めてきたら、小さく速く身体を操作出来るように部分練習に移ってほしいと思います。
一言でいえば、無意識で打っちゃダメってことです。
個人的な感想ですが、形はマンツーマンに限ります。
短い時間でしたが6名とも今日のはじめと比べ上達して終わってます。
大人数ですと自分のことじゃないと思えば、注意力が散漫になりがちです。
(全てのアドバイスは自分に向けての言葉だと思って耳を傾けてほしい)
生徒の数が増えれば増えるほど陥りがちですが、今日のように短時間集中型ですので真剣に食らいついてきます。
良い練習が出来たと思っています。
今日の感覚が残っているうちに家連したり、忘れてへんうちに空手ノートつけてみたら良いと思います。
上達していけば、教える内容も変化していくんでね。
密度の濃い練習が出来たかな!
【組手】
いろいろと教えたいこと強化したいことがありますが、結局今日したことは組手の基本でした。
1時間3人でみっちり。
先日の神戸市大会を終え感じたこと。
いろんなことを駆け足で広く浅く進めすぎたことです。
構え方や一つひとつの技が完全に自分のものになるまで愚直に繰り返し行うべきでした。
新しいことを稽古で教わるのは楽しいことですが、勝ち負けのある試合の場で出せなければいけません。
寝てても技が出せるくらいに身体に染み込んでないとアカン。
びくともしない頑丈な下半身を作らんとアカン。
これが自分の感じたことでした。
なので今日は、構え方と刻み突きだけで1時間みっちり!
なんで常に膝を曲げてなアカンのか、
なんで懐を大きく構えなアカンのか、
なんで肘を軽く曲げてなアカンのか、
なんで奥拳は胸の前に無いとアカンのか、
この「なんで」が分かれば生徒の動きが変わります。
私自身、指導していてもっともやりがいを感じる瞬間です。
生徒に理解してもらって動きが変わる瞬間に立ち会える。
これがあるから教えるのが好きなんでしょうね。
想像を遥かに上回るスピードでたくさんの生徒が集まってくれましたが、夜練は開設したてのあの頃を思い出させてくれます。
こんにちは!
稽古中とてもキレイな虹を発見!
途中手を止めてみんなで眺めてるとお天気雨も!
こんなにキレイな虹を見たのは何年振りやろうか。
バンビクラス
0・早練
1・ラダー
2・体幹
3・固定式基本
4・組手
モンキークラス
5・体幹
6・固定式基本
7・形
8・組手
9・居残り稽古
-バンビクラス-
【早練】
道場入りすると既に平安二段を自主練しているMちゃん!
大会に向けやる気マンマンです!
写真撮り損ねてましたが、平安二段を3人でゆっくり形!
立ち方の違いについて質問してみましたが、ちゃんと正解を答えてくれました。
課題は回った時のおへその向き。
動かす足の位置がとても大事です。
どこを向いても肩幅に立てるようにね。
上手く肩幅で立つコツを説明しました。
最後一人ずつ打ってみることに。
H君 とても大きな声も出ていました。
動きもキビキビしていて、これまでで一番しっかり打てていました。
家練してるのが観ていてすぐ分かりました。
私よりも早く道場入りして練習したりと各自、垂水区に向け努力を重ねています。
みんなこの調子で頑張れ!
【ラダートレーニング】
何やったかな?
・クイックラン
・グーパー
・ラテラル
・ジャンプ
・ニーホップ
ニーホップは幼児には早すぎたな。
ダッシュ系を多めに取り入れスピードを上げる方が先決でした。
【体幹トレーニング】
バランスディスクを使った体幹トレーニングでした。
まずは両足立ち!
簡単そうに見えて実はそうじゃないバランスディスク。
夏に買ったディスクは、結構な柔らかさでまぁ難しいこと!
片足立ちを左右で行いトータル36分経過しました。
【固定式基本】
立ち方のおさらいからスタート。
・閉足立ち
・結び立ち
・平行立ち
・八字立ち
・ナイハンチ立ち
・四股立ち
みんなバッチリちゃんと覚えてますね。
先週から覚えだした、基立ちと前屈立ちも練習を始めています。
今日は全員で四股立ちとなり、突きをなんと100本!
それだけでは終わりません。
前屈立ちを取り突きを上段突き / 中段逆突き!
これも100本です!
ここですごい粘りを見せてくれたのは最年少K君。
一向に前屈を緩めません。
全員で大きな気合いを入れやり切りました。
回数を重ねる度に成長しているバンビクラスの生徒たち。
メチャクチャ可愛いです。
ホントに。
それにしても良くやり切ったと思います。
【組手】
いつもは基本を長めに。
そのあと形の時間が続いていたし、とにかく今日は固定式基本を全員で乗り切ったこともあり、急遽組手をメニューに取り入れました。
まずは構え方から。
1・真横を向く
2・顔だけ正面に向ける
3・スタンスは軽い四股立ち
4・両膝は軽く曲げる
5・踵は少し浮かす
6・前拳はあごの高さ
7・奥拳は胸の前
構え方の次はフットワークでした。
大事なことは、とにかく4と6・7の構えを崩さないこと。
フットワークで動きを交えて刻み突き!
前拳と前足を大きく相手に向かって飛ばします。
ポイントは
①突き
②前足の踏み込み
③気合
この3つを同時に出すこと。
もう少しだけ時間があったので、中段回し蹴り。
後ろの足で蹴る技でした。
足を伸ばして蹴りますが大事なのは蹴ったあとの引き足を取ることです。
最後の最後で突きと蹴りのミット打ち込み!
元気にやり切りました!
(つづく)
-モンキークラス-
【体幹トレーニング】
バランスディスクで片足逆突き!
片足だけディスクに乗せて一度身体を沈めます。
バランスを整え、一気に上体を立て直すとともに逆突きしながら片足を持ち上げます。
なんと難しいこと!
これを3分間。
突きの回数が多いのが良いわけではなく、バランスです。
どれだけ突きの瞬間バランスを維持出来るかが大事です。
ディスクが6つしかありませんので、交代で使いながらでした。
持ってない生徒はプランクで通算163分経過。
新しい体幹メニューでした。
同じことの繰り返し繰り返しが空手道ですが、鍛え方は飽きがこないよう変化は必要です。
いろいろ考えながらですが、有効な稽古を取り入れていこうと思います。
【固定式基本】
来年の大会シーズンに向け下半身強化に入っています。
稽古前に改めて生徒に伝えました。
しんどい稽古をグッと我慢して乗り切ること。
グッと我慢することで、精神力がつきます。
心と身体の両方を鍛えることが出来るのが空手道です。
しんどい時でも自分に負けて諦めないように。
粘り強い人になってほしいと心から願っています。
そんなお話を事前にしていたこともあってか、今日も最後まで頑張ってくれました。
今日は前屈立ちと四股立ちを交えた斜角突き。
何本やったでしょうか。
50本は超えていたかな。
前屈立ちと四股立ちの頭の高さは同じ。
途中つらくても膝を緩めてはいけません。
この練習の目的は腰の切り替えし。
キレが格段に上がります。
これだけでも足パンパンですが、先週の続き前屈立ちで上段突き / 中段逆突き
斜角突きで学んだ腰のキレで逆突きを極めます。
固定式で身体の使い方を覚え、実際に形に活かしていきます。
9人居てましたので一人10本ずつ数えながら。
最後10本追加して100本。
足を入れ替えて合計200本でした。
垂水区に出場するバンビのH君も合流!
やり切りました。
しんどくなったところからがホントの稽古が始まると個人的には思っています。
ホントにしんどくなった時、もっと大きな声を出してみよう。そしたら案外乗り越えれるはずです。
やり切った達成感を味わってもらいたいと思います。
押忍の精神やで。
【形】
平安形を挙動ごとに。
前回よりも指導するポイントを増やして進めました。
意識すべきは糸東流らしく手技のスピードと下半身のキレです。
もうひとつ。
形は上半身で打つとペラい技になってしまいます。
下半身主導で打たないといけません。
何度も何度も繰り返し指導しているうちに意味を理解しだしています。
初段・二段・五段のあと四段に時間を多く割き、先週に引き続き三段でした。
覚えるの早いな。
2回しか教えてないのにな。
挙動がバッチリ頭の中に入っている形は、固定式基本で練習していることを形で表現するようにね。
練習を練習だけで終わらせないように。
技のスピードやキレを実際の形で活かす意識を持って練習してみてね。
いつになるかは人それぞれですが、形はどこかのタイミングで私の基から離れて一人で稽古していく時間がやってきます。(別に教えないわけじゃないよ)
指定形・自由形はもちろん指導します。
指導を受けた形を自分の形にしていく作業は各自、考えながらやっていくよって意味のことね。
技の緩急やリズムなんかは自分で研究していってほしいってこと。
自分の形を探す作業がまた違った意味で楽しさがあると思います。
打って打って打ちまくって、自分の形を磨いていってほしいと思います。
あるべき姿は、道場のいたるところで自主練してる状態。
自分の好きな自由形をひたすら打って、仲間と互いに教え合い道場のレベルを高めていってほしいと思います。
【組手】
今日は2つメニューを用意してきました。
・反応
・かえし技
反応はブザーに合わせて自分の技を出す練習です。
とにかく反応が大事。鳴った瞬間です。
フットワークを取りながら、手や足を使ってプレッシャーをかけます。
当然前に相手を想定しながら、片足のフェイントや両足も交えます。
以前教えたスイッチすることも有効ですね。
思ったように動いて構いませんが、守らないといけない条件が2つ。
1・膝の溜め
2・構えは崩さない
膝の溜めが無い状態(足ピンピン)だと技に入る瞬間、一回沈んでからじゃないと技が出せないから。
この時点で後れを取ります。
構えが下がっていると、最短距離で技が出せません。
差し合いになったら、これも相手に後れを取ります。
この2つに意識を置き、ブザーに合わせ技を出しました。
単発だけでなく、
・ワンツー
・突き蹴りのコンビネーション
・3連打
反応して技を出す練習でした。
次はペア練。
台が左右どちらかに手を差し出し、そこめがけて突きを出す練習です。
互いに真身となった状態です。
出す技は刻み突きと逆上だけに絞りました。
これも瞬間・瞬間に反応する練習メニューです。
反射神経が必要ですね。
ラダーで神経系入れてますので、まあまあ出来てたかな。
グルグルペアを替え反応の練習でした。
カタチになるまで暫く続けていた方が良いかな。
なんせ反応が鈍いと組手は勝てない競技ですので。
最後は初めての練習メニュー。
『さばき』
いわるゆ「後の先」
後の先とは、相手が先に攻撃を仕掛けてきますが、自分の技を先に極めることを指します。
初めてなので、ペアで向かい合って1・2・3と挙動を分けて進めました。
1で後ろ足と前拳
2で返し
3で残心
まずはカタチ作りからでした。
何度も何度も繰り返して身体で覚えてから、また新しい技に入ろうと思います。
制約が多い形と比べて格段に自由度が増す組手はやってて楽しいですね!
みんな良い顔してました。
【居残り稽古】
今日はたくさん残ってくれました。
形3人・組手2人
一人ずつ平安五段をチェック。
Kちゃんに、交差受けいつも違う方法を伝えてみました。
どっちが良いかは自分で決めてね。
交差立ち / 交差受け の挙動。
ここのタイミングの合わせ方を練習しました。
自主練で自分の身体に染み込ませておいてください。
K君は腰の切り替えしです。
斜角突きの要領で腰を切る方法を指導しています。
基立ちで試してみたところ、しっくりきたようです。
形は腰の切り替えしが重要です。
自主練でぜひ頑張ってみてほしいと思います。
Yちゃん
踵の使い方と立ち方のメリハリをつけること。
それと挙動と挙動の間は、立ち方に無い立ち方を取ります。
(なんのこっちゃ)
これも腰の切り替えしに共通することですので、次の形稽古の時詳しく説明したいと思います。
組手はミット。
S君とR君でした。
待ってる間にさばきの練習をしといてもらい、順番にミット!
中段回し蹴りと刻み蹴りでした。
回し蹴りは、軸足踵をクルッとまわすこと。
刻み蹴りは、寄せ足は半歩だけ。寄せた瞬間前足は抱え込みます。
2挙動で蹴れるようにしよう。
1・後ろ足を寄せる
2・前足の膝を抱え込む
3・前足で蹴る
ではありません。
1-1・後ろ足を寄せる(半歩)
1-2・寄せた瞬間片足立ち
2 ・前足で蹴る
これね。
ラダーでやってるニーホップが出来れば
なんとっ!
1挙動で蹴れます!
※お知らせが2つ
①
冬時間?により来年3月頃まで稽古は16時で退室となりました。
バンビ :13:00 ~ 14:00
モンキー:14:00 ~ 15:50
暖かくなるまで居残り稽古はお休みすることとしますが、バンビの時間帯に入室して自主練してもらっても構いません。
②
最後の最後に校長先生とお話する機会がありました。
夏のパトロールの際に打診した平日夜の開放の件、学校側も利用出来るよう神戸市と連携取りながら実現に向けて動いていただいています。
まだどうなるか決まった訳じゃありませんが、希望の光が差し込みました!
ゆり空手は思いやりを持って温かく見守ってくださる保護者の方や、施設開放の方・校長先生と様々な人の協力によって成り立っていると改めて感じています。
感謝しかありません。
こんにちは!
セミナーの締めくくりサソリ蹴りの練習です。
このDVDもとうとう最終回となりました。
4・サソリ蹴りの段階的練習法
5・学年別練習試合および強化法
6・質疑応答
【サソリ蹴りの段階的練習法】
松久選手のお話です。
蹴りは練習していて楽しいし試合で極まると自分自身嬉しい。歓声も上がりますが蹴りばかり出していては極まりません。
しっかりとした突き技があるからこそ、どこから来るか分からない蹴りが活きると仰います。
蹴りしか無い選手と試合しても全然怖くないと思う。
それは来るのが予測出来るからです。
「突きだったり、フェイントだったり、ステップの中で蹴りをどのタイミングで出すか。チャンスを見つけられるか」です。
足は手と比べ、長さが違い飛距離の面で有利ですが、身体が開いて蹴っていては相手に気づかれて極まりません。
なので今日は、相手にバレずに蹴る方法を学んでほしい。
「バレる」とは蹴る瞬間、
・手が開いたり
・手が下がったり
・身体が開いたり
のことです。
なるほどっ!
と感じたアドバイスがこちら。
「上半身と下半身は別物」
蹴る(突く)瞬間、リラックス出来ているから、蹴った後すぐに突けるよ。
突きも蹴りも、これまでは身体ひとつで捉えていたので連動していると考えていましたが、
言われてみればそうかも知れせん。
別物だからこそ力むこともありません。
次、サソリ蹴り誕生秘話です。
試合中、互いの突きが交錯し組み合ってもつれそうな場面で、これまでは投げを多用していたがかなりの実力差が無いとなかなか極まりません。
相手の意表をつく技の開発を普段の練習で行っている時、思いついたのだそうです。
ここから実技指導に移りますが、身体が固いと出来ない技ですので柔軟体操の指導です。
片膝を床に着いた逆突きのカタチとなり伸ばした方のつま先を手で引っ張り、前腿をストレッチします。
これだけでもキツい姿勢です、、
①逆突きとなる
②上半身を前傾する
③伸ばした足を曲げる
④引き手を取る方の手で足を引っ張る(つま先を帯につける)
次、サソリ蹴り体操です。(ペア)
①ペア相手の肩に手を置く
②伸ばした足をもう片方の手を持ち上げる
③身体は相手の正面に向ける
④自分のつま先を頭の上から相手に向ける
サソリ蹴り体操2です。
今度は3人ペア相手と向かい合い並んで立ちます。
①相手の肩に手を置く
②もう一人の帯を持つ
③足をブランブラン前後に振る
④1,2の3で軽く前傾しながら蹴る(息を吐きながら)
①のペア相手は顔前方に拳サポを置いてあげ、そこめがけて蹴る。
最終的には蹴る瞬間視線も向けないといけないが、拳サポに足が触れる感触を知ることから始める。
段々と高さを上げていき、自分の足がどの高さまで上がるかを把握します。
股関節の柔軟性が無ければ後ろに高く足が上がりませんし、ハムストリングスが固いと膝が曲がりませんので、とにかく身体が柔らかいことが最低条件ですね。
力を抜き反動を使って勢いで足を上げる体操でした。(振り子が伝わりやすいかと思います)
ここからペアで蹴る練習です。
ダッキング等の密着状態です。
①自分の足を対角に踏み込む
②自分の前拳を相手の背中側に回す
③視線を相手に向けながら軽く前傾姿勢となる
④つま先で相手の顔をペチン
③の時、顔を動かす向きは相手の顔に近い方です。
反対側から回すと、回転裏回し蹴り(後ろ回し蹴り)になってしまいます。
締めの言葉では、普段道場で教わることを守りながらも自分自身研究を重ね、新しい技を開発していってください。
【学年別練習試合および強化法】
各講師が打ち込み台となり、打ち込みの練習です。
蹴りのセミナーだけあって打ち終わりは蹴りのコンビネーションです。
ほとんどの生徒が新しく教わったサソリ蹴りを試していましたね。
練習試合でも同様です。
出しどころを探りながら、練習試合です。
蹴りだけの試合運びでは、相手はそれだけを警戒するので極まる確率は下がります。
どうやって相手の意識を蹴りの外に置くか、試合形式で練習しています。
テーマを持って試行錯誤出来る選手が伸びていくんだと思います。
サソリ蹴りを極めるまでのプロセスも同じくらい大事です。
そんな試合形式でした。
【質疑応答】
各講師に対し生徒から質問です。
Q1 ・いつもどんな練習をしていますか
A1-1・注意していることは、考えて練習をしています。例えば中段を取られたら何で取られたんやろうと、ビデオを観て研究しています。なぜ相手の技が自分よりも先に極まったのか原因を調べます。原因が見つけて道場で課題を持って練習しています。(松久先生)
A1-2・限られた時間の中で練習しようとなると、考えて取り組むようにしています。後はひとつの技を繰り返し繰り返しの反復練習をしています。(本間先生)
Q2 ・空手を始めたきっかけは何ですか
A2-1・恥ずかしながら小3の時、親に無理やりです。女の子にも負けるしずっと嫌いだったけど、試合で勝った時の嬉しさを知り続けてみようと思いました。
勝つ喜び・負けるくやしさを学んだことが大きいです(松久先生)
A2-2・兄が空手を始めたことと、父が空手の先生だったこと。勝ったり負けたりを繰り返しているうちに、空手の魅力に気づき今では小さな子供に教えることで空手を楽しく続けています(本間先生)
Q3 ・空手を続けて何年目ですか
A3-1・9歳の時からなので20年目です。世界チャンピオンを目指してもう少し現役で頑張りたいと思います(松久先生)
A3-2・私も9歳から始めました。限界は自分が決めるもの。まだまだ上手くなれると思ってるし、試合で勝ちたい気持ちがあるうちは競技を続けます(本間先生)
こんにちは!
夜練場所に新しく小部中学校を追加!
①桜の宮小学校側
②松宮台側
小部中までの道案内をしたいと思います。
-桜の宮小学校方面-
有馬街道まで出て『北鈴入口』を神戸方面へ走ります
『二軒茶屋』の交差点を右折。auショップがあります
坂を上るとウェルシア(薬局)が出てきますので、手前を左折します
まっすぐ直進すると道路に『文』の文字が
右奥に小部東小学校のグラウンドが見えてきますので右折します
左手に見えるのは小部東小学校
突き当りまで直進します
突き当りはT字路になっていて右折します
『文』を直進します
道なりに進むと親和女子大が見えてきます
突き当りのT字路を右折します
道なりに進み駐車場を左に曲がります
小部中学校 正門です
ウェルシアから5分程度でしょうか
-松宮台方面-
『大東』の交差点を右折します
左手のセブンイレブンを通過して『向井』の交差点を左折します
坂を上って一つ目を左折します(後はひたすらまっすぐ)
道路に『文』の文字が見えてきました
直進あるのみです
道なりに進み駐車場を左に曲がります
小部中学校 正門です
大東の交差点からおよそ4分程度でしょうか
※校内駐車場の場所は、11月1日当日に写真撮影し後日UPします