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2022年9月4日 (日)心武館 白帯練習会 @西舞子小学校
こんにちは!
本日は心武館初の試み、白帯練習会です。本日の稽古場所は「西舞子小学校」。ここは審査会や特連で良く使う場所です。
館の拠点がこの辺りなので少し遠いですが、行事があればここまで出向かなくてはいけません。
いつもとは違う場所・違う先生・初めて会う生徒が大勢いる中、練習前と後にキチンと挨拶が出来ていたこと。
普段から挨拶することの大事さを伝えてきましたので、嬉しかったな。
誰よりも先に自分から挨拶することを、これからも習慣にしてほしいと思います。
練習会に入る前に、指導者が自己紹介を兼ねて一言挨拶する機会がありました。
私からのメッセージは、今日の練習会のために送り迎えしてくれる両親、指導してくださる先生方に感謝の気持ちを持って一生懸命頑張ること。
ゆりの生徒はどうだったかな。
さあ稽古スタートです。
館長自らが前にたち、準備体操と柔軟で身体をほぐし基本練習に移ります。
体操はゆりで行うのと同じでしたが、柔軟は初めてだったんじゃないかな。
大型のクーラーが4台稼働していましたが、まだまだ暑い体育館内。水分補給を取り基本練習です。
中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・前屈立ち/基立ち
あたりだったかな。沢山いる指導者が回りながら修正していきます。普段とは違う先生のアドバイスを得られたんじゃないでしょうか。
この時点で15時前。残り1時間はグループに分かれて形です。
入門したてのグループ
四・十二の形グループ
平安二段にチャレンジするグループ
オレンジ帯に近いグループ
だったでしょうか。
いつもはメイン先生の補助的な位置に立つことが多い私ですが、今回は平安二段グループを担当することに。
ゆりの生徒たちには、違う先生の指導を受け新鮮な空気や刺激を受けてきてほしいと思っていましたが。まさかの自分でした、、
初挑戦の平安の形。これは全空連基本形(糸東流は基本形2)と呼び、初段から五段まで5種類あり、小学生の間これらを磨き抜き大会で演武します。
四股立ち・猫足立ち・打ち落とし・開手下段払い・225度回転が初登場です。
【四股立ち】基立ちを作る形になり「つま先から拳3つ分」長く取り、爪先の角度は45度となります。生徒には膝と足首は垂直と指導しています。
【猫足立ち】基立ちを作る形になり「つま先と膝頭」は揃えます。後ろ足に体重を7割かけ、空気椅子に腰かけるように膝と股関節を曲げ、前足は上足底で立ちます。
今日の目標は平安二段の挙動を覚えること。
号令に合わせ、1時間で何本打ったでしょうか。初めてにしては皆覚えが早いように感じました。
途中、隣の先生にヘルプに回っていただき立ち方を修正して頂きました。
形は順番を覚えたら、次に拘るところは「立ち方」「姿勢」「リズム」です。
この辺りまでくればすごく楽しくなると思いますので頑張ってついて来てほしいと思います。
※比べるのは、他の人ではなく自分自身です。
先週よりも、昨日よりも少しだけでも出来ることが増えたらオッケーです。
その意味で、ゆりの生徒はよく頑張ったと思います。
この調子で頑張ろう!
2022年9月3日 (土)道場稽古21
こんにちは!
なんとっ!クーラー4台発見です。着々と準備が進んでいるようでひと安心です。
9月は2回しか稽古出来ないので、今日は30分延長です。
・体操・筋トレ・体幹・両足ジャンプ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュ
・固定式基本
・形
・組手基本 「フットワーク、刻み突き、中段逆突き、ワンツー」
体幹トレはひと通りメニューをこなした後、丹田の説明を。おへそ下に命令しながら追加で30秒プランクを入れます。
どうだったでしょうか、違いを感じてくれたら嬉しいです。
筋トレはペアになり、腹筋/背筋です。これで筋トレやりやすくなったかな。
お腹の筋肉ついてきたのでしょうか、みんな号令についてこれるようになってます。
「継続は力なり」ですね。
【体幹13分:筋トレ計50回】
メニューに組手を用意していましたので、両足ジャンプです。瞬発系トレで腸腰筋を鍛えます。
うつ伏せダッシュは久しぶりの登場でした。これも瞬発力を高めます。
私たちが学ぶ組手は、一撃で相手をなぎ倒すパワー空手ではなく、一瞬で相手の懐に入るスピードと反応(反射神経)の速さを競いあう空手です。
なので今日行った、瞬発系トレーニングやアジリティトレーニングで能力を高めます。
久しぶりの登場でしたが、これも継続は力なりですね。
次、固定式基本です。
中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り・四股立ち突き・前屈立ち/基立ちです。
全て来週の段級審査の内容です。まだまだ修正点は多く残りますが、明日の白帯練習会や、段級審査会を経験したあとの取り組み方に要注目しています。
沢山刺激を受けてきてほしいと思います。
次、形です。
まずは四の形の2挙動目から3挙動目に入るところで、足の運び方と受け手の準備の仕方を説明です。
たっぷり時間を割き、繰り返し部分練習です。
なかなかの手ごたえを感じましたが、どうだったでしょうか。
四の形で方向転換と受け方のコツを掴んだら、十二の形で応用です。
各人、個人練習に移り一人ひとり回りアドバイスしていきます。
個人練習を一人で集中して続けることは、まだ難しいかも知れませんが、「より正確に」・「より美しく」を心がけると形が変わってきますので意識してほしいところです。
形の練習に費やす時間が比較的多いため、生徒の意識ひとつでグンと伸びるはず。
あとは私がその気にさすことが出来るかにかかっているとも言えます。
さて、本日最大の収穫は新しく入った生徒達が形を覚えたこと!
これで、全員で形練習が出来ます!!
覚えた時の嬉しそうな笑顔を見ると、一瞬で疲れが吹き飛びますねホントに!
次に学ぶ形の編集を頑張っていますので楽しみに待っててね!
最後は久々の組手です。
まず構え方とフットワーク。この辺りはまだ覚えていた感じかな。
フットワークは跳ぶと教えていますが、沈むが正解なので注意してね。前に進む時に動かすのは足首だけでサっと進み、決して宙に浮かないようにしよう。
構えた時に相手に近い方にある手(フライパンを持つ方)で「刻み突き」を出します。コツは前足と同時に前拳を顔の高さに出します。
もうひとつ、「中段逆突き」は相手に対して奥の方にある手で、お腹に向かって突きます。コツは前足を大きく踏み込み深く潜ります。
最後はブザーに合わせてワンツー!前足を2回タップを鳴らすと同時に刻み突きと逆上を連発!
やっぱり楽しいですね!組手も!
最後に形と組手どっちが楽しいか質問すると、キレイに分かれましたねw
今日の3つを覚えたら実際にミットめがけて打ち込みをしよう!
もっと組手が楽しくなると思います!
2022年8月27日 (土)道場稽古20
こんにちは!
注文していた道着が3人分届き、初めて道着に袖を通します。これで道場生全員の道着が届きました!
並んで帯を締めていると生徒から嬉しくて笑みがこぼれます。この気持ちをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。
おっと道着姿の写真を取り損ねてしまいました、、
夏の間はTシャツで稽古していますが、涼しくなりましたら道着着用に戻しますのでその時、全員で写真を撮りたいと思います。
さて本日のメニューです。
1・アップ・柔軟・体幹・筋トレ・お尻歩き
2・固定式基本
3・移動式基本
4・形
【アップ・柔軟・体幹・筋トレ・お尻歩き】
体幹トレも慣れてきた感じで、フォームも良くなってきたように感じます。
軸が整うと、今頑張っている形に活きてきます。
なので出来るだけフラフラしそうなところをじっと我慢出来るよう頑張ろう!
コツは、おへその下(丹田)に止まれっ!と指令を出してみるとふらつきを抑えることが出来ますので、次試してみてください。
なんと今日でトータル10分経過です。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴り。これも10回ずつ頑張ってます。
最初は、1回も腹筋出来なかった子が、歯を食いしばって号令に合わせてついて来ています。
今日、皆に伝えましたが頑張りは全部自分の身体に返ってきます。
真面目に筋トレ頑張れば、パワーが突きます。パワーがつくと形において当然力強い突きや受けの手技が出せますし、身体の安定性も高まります。
真面目に体幹トレ頑張れば、地面に根が生えたような微動だにしない形を打つことが出来ます。(極め)
腰の切り返しに繋がるお尻歩き。複雑な動きが入る形に必須の技術なので今から下準備です。
【体幹10分:筋トレ各40回】
【固定式基本】
今回もいつもの如く、基本を繰り返します。
立ち方・受け・突きの基本が出来ないと、美しい形は打てません。
今日ある生徒に変化を感じました。
稽古中、アドバイスを聴きながら受けの高さを自分で修正していました。
考えながら稽古に励んでいました。
意識ひとつで、成長のスピードは変わってくると思います。非常に楽しみです。
「よく見る よく聞く よく考える」です。
【移動式基本】
ここ数日ずっとあることを考えていました。
どんな練習の仕方を取り入れれば、生徒達に伝わりやすいかです。
今日トライしたことは、「視覚に訴えかける」です。
低学年が沢山集まる現状では、言葉だけの説明ではイメージがつきにくいかも知れません。
目標物を可視化する方が、スッと入ってくるのではないかと思い、養生テープを用意しました。
生徒達全体に共通する課題は、移動の度に立ち方にバラつきが生じること。
幅が広い、幅が狭い。
基立ちの長さが広い、長さが狭い。
まだまだこんな感じです。
目指すところは、どれだけ移動しても同じ幅 / 長さです。
今日取り入れたアイデアです。
床にテープを貼り軸足の親指を乗せます。移動足の床にも同様にテープを貼り基立ちの位置に目印とします。
移動足を前に出し目印を付けます。
合計3か所にテープを貼る事で前に出ても、後ろに下がっても「基立ち」です。
足元を見ながらの(その場)移動基本でしたが、生徒達は意図を理解してくれており真剣そのもの。
自分の基立ちが安定するまでの間、続けたいところですが難点がひとつ。
テープを手頃なサイズに準備し、一人ひとり異なる基立ちに貼り付けるのに時間がかかり過ぎてしまうこと。
準備に10分近くかかってしまいました。
(その場)移動基本をした後、今度は実際に移動式基本(追い突き)です。
運足は半円を描き、床を雑巾がけするように滑らかに動きます。
移動足とともに、軸足が前に引っ張られる癖も見受けられますので、注意を促しました。
【形】
四の形・十二の形を全員で合わせた後、散り散りバラバラになり個人練習に移ります。
すみません。全員に回ることが出来ませんでした。
ある生徒との稽古中、私自身新しい気づきがありました。
もしかしたら、今まで教えていた方向転換の仕方より、簡単且つ正確に回る方法が見つかったかも知れません。
次回の形稽古で、皆に試してもらおうと思います。
※お伝えしましたとおり、9月4日に全体練習会を開催することになりました。既に数名参加の連絡を頂いています。
内容は基本と形の練習会となり、今のゆり生にもってこいの内容ですので、ご都合がつきましたら奮ってご参加ください!
宇佐美里香のベスト空手「世界一の形とそれを創るベーシックス&マインド」-形編-
こんにちは!
宇佐美里香のベスト空手「世界一の形とそれを創るベーシックス&マインド」-形編-
・バッサイダイ
・セイエンチン
・トマリバッサイ
・コウソウクンショウ
・チャタンヤラクーサンクー
注意点を説明されていますので、挙動の順に沿って触れてみたいと思います。
【バッサイダイ】
1・はじめの公差立ちは、左足を曲げ、公差立ちの高さになりながら前に出ます(次の立ち方の高さになってから)
2・下段手刀受けは、左足に軸が乗った時に受ける(軸乗りすればフラつかない)
3・気合からの手刀受け猫足立ちは、軸がブレないように踵で回る(右踵を壁に)
【セイエンチン】
4・(最初の)ゆっくりの部分は相手を想定して重みとリズムをつける(表情をつけ味わい深く)
5・三戦立ちからの金的打ちは、四股立ちと打ちのタイミングを合わす(運足と腰切りを一致させる)
6・外し技の猫足立ちは、軸を大事にして後ろ足で立つイメージ(外し技/肘当てと同時に沈む)
【トマリバッサイ】
7・(最初の)連続技は、腕で極めずに足や軸に腕がついてくるように(下半身のパワーを腰、腕に連動)
8・四股立ちと突きのタイミングを合わせる(2箇所とも)
9・猫足立ち,諸手突きも軸足で技をだす(腰のキレで突く)
【コウソウクンショウ】
10・猫足立ちの転身は、踵で回りタイミングを合わせる(踵まわり)
11・前屈立ち → 猫足立ちでは後ろ足で前足と腕を引き付ける(後ろ足の抜きを使う)
12・連突きは0から10の抜きのイメージ(肘のスナップを使う)
【チャタンヤラクーサンクー】
13・最初の連続動作は、丹田から技を出し初動をはやく軸を大切にする(正中線の軸を崩さない)
14・ジャンプは跳んだ後、右足左足を引き付け前を見る(手はㇵの字 目付は2㍍前方)
15・脇構えから蹴って猫足立ちエンピは、蹴ってから軸足を曲げて猫足立ちの高さになり、すり足で前に出る(次の立ち方の高さになってから)
形を覚えたら次のステップは身体の使い方です。
上記にあげたコツを今取り組んでいる形に応用し部分練習すると、上達が早まるような気がします。
鏡の前で部分練習を繰り返し、感覚を掴んだあとにスピードを上げていくと良いのではないでしょうか。
実戦 形プレミアムⅣ
こんにちは!
実戦 形プレミアムⅣ 2013年・2014年の主要大会から4時間弱も収録されています。
当時、自由形の中で特に練習していたのがウンシュウ。
贅沢にも7本収録されています。中嶋俊文選手の形がお気に入りでした。
松濤館流ではウンス、糸東流ではウンシュウと呼びます。
見どころは、三日月蹴りから素早く360度回転して素早く地面に伏せる糸東流らしさ全開の軽快な形です。
重厚感あふれるスーパーリンペイは9本あり、剛柔5本・糸東4本と良い具合に振り分けられています。
お気に入りは、國米 櫻選手の形。眼力と腰の入れ方が抜群ですが、キレとスピードは清水 希容選手が圧倒的です。
那覇手特有の重厚感あふれる形ですね。