こんにちは!
今日は生憎の雨降りでした。
先週の稽古始めから入会してくれた生徒とともに、少し早めに道場入りし礼儀作法を勉強しています。
座礼・立礼・正座の仕方・拳の握り方・突き方・挨拶等をゆっくりと。
この後の全体稽古にスムーズに入っていけるように頑張っています。
これまでの学びを振り返ってみましょう。
道場での挨拶は「押忍」
押忍の意味は、感謝・尊敬・忍耐の意味が込められています。
武道とは道場訓にもあるとおり、「礼に始まり礼に終わる」世界ですので挨拶を大切にしてください。
日頃の挨拶を習慣化することで相手を敬う心や尊敬する精神を育みます。
道場に入室したら必ず指導者の下へ行き、押忍!と元気よく挨拶です。
道場だけでなく、特連や審査・試合会場でも同様です。
空手に限らずどこに行っても言える事ですが、「自分から挨拶」出来る人になろう。
自分から行うことがポイントです。
正座の仕方は「左座右起」
途中、踵をお尻に乗せ「跪座」となり正座します。
(座る瞬間に襲われたとしても、すぐに立ち上がれるためです)
正座とは相手に敵意の無い座り方を表しますので、猫背にならず姿勢良く行うようにね。
立礼は、
結び立ちとなり体側に両手をあて、お辞儀します。角度は約30°程度。
太腿の裏側やふくらはぎがピリピリっと感じる辺りで止めます。
更に美しくする方法ですが立礼と同時に、お尻を後方へ突き出すと良いでしょう。
目付は真下では無く、1~2メートル先。(敵の気配を察知するためです)
礼法はより美しくなる様拘っていきたいところですね。
習い事に武道を選んだのですから、立派な挨拶や座礼・立礼が出来る人に育てていきたいと思います。
本格的に組手の稽古に入った頃には相手を敬う心について教育していきたいと思います。
そうこうしていると、生徒が続々集まってきました。
暖房があるとはいえ真冬の体育館は冷えますので今日から室内シューズ着用としました。
そういえば下の娘も入会したての頃、しもやけとなり5本指の靴下で稽古してたなー。
1・ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2・神経系トレ
3・固定式基本
4・組手
5・居残り稽古
開始前に練習態度について少しばかりお話しを。
稽古中・待機中の私語についてなぜいけないのか、初めての生徒もいますので改めて説明しました。
真剣な眼差しで聞き入ってくれていましたし、最後まで集中力が途切れませんでした。
お話の意味をちゃんと理解してくれていて嬉しかったな。
【ジョグ / 筋トレ / 体幹】
ジョグで身体を動かし柔軟で身体を伸ばします。
その後、腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りに移ります。
腹筋を鍛える事で中段を打たれても唸らずに済みますし、背筋を鍛える事で猫背予防となり美しい姿勢を保てます。形を頑張るなら姿勢の良さは必須です。
腕立て伏せをする事でパワーと極めが増しますし、スクワットで下半身強化する事で安定したドッシリした形が打てるようになります。
頑張った事は全て自分の身体に返ってきますので、楽しみながらも自分で追い込んでほしいと思います。
大きな声での号令も慣れたものです。とても頼もしいですね。
今日でそれぞれ220回、体幹は58分です。
【神経系トレ】
ラダー上に数字が書かれたフラットマーカーを置いて、素早く動くトレーニングです。
今日は2イン2アウト一択。
フラットマーカー大正解です。
足を運ぶ順番が記されていますので、皆スピードが上がっていきます!
初めてのラダーのはずなのに、スピードが加速します!
全員スピードが爆上がりしてましたので、来週別メニュー準備しよかな。
【固定式基本】
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受け・正面蹴り
いつものメニューです。
空手はホントに同じことの繰り返しですが、今学んでいる基本がピシッと出来ると「形」が上達していきます。
基本も形も打って打って打ちまくって精度を高めます。
飽きるかも知れませんが飽きてもやり続けます。(ほんまに飽きると面白くないのでメニューは変えますが)
「奥義は基本にあり」・「上達に近道なし」です。
ゆりは週に1回の稽古しかありませんので、自宅で立ち方と基本の練習をしてもらえると嬉しいな。
・正しい突き・受けのコース
・引き手の位置
・手技のタイミング
・力感
・手首の角度
・拳の握り方
・平行立ちでの膝の緩め具合
・呼吸
こんな細かい事を拘って自主連してくれたら上達間違いなしです。
そういえば、今日下段払い受けで手首の角度について初めて追加注文しましたね。
(来週覚えてるか楽しみです)
【組手】
・フットワーク
・刻み突き
・中段逆突き
・上々(刻み突き + 上段逆突き)
・ミット
前回も伝えましたが、組手構えが出来ないと先に進めません。
基本に忠実に正しく構えるように意識して下さい。
全員で一列になり、その場で刻み突きを繰り返します。
今日の学びは突いた時の姿勢について。
真半身(真横)の状態で構えて、真半身のまま突きます。
組手競技はパワー勝負ではなく、スピードを競い合います。
相手より速く突きを相手に届かせないといけません。
長く速い突きを出すための、真半身です。
その後の突き方を観ていますと、真身(真正面)がなぜいけないか、しっかり伝わったと感じました。
次、中段逆突きです。
素早く相手の間合いに潜り込み、突きを極めます。
ポイントは、
1・前足の脱力(突っ張らない)
2・軸足の母指球で身体を支える
3・突く瞬間おへそを正面に向ける
4・軸足の膝は床につけない(すれすれ)
5・前拳の使い方
1:
無駄に力むと上体を深く沈めることが出来ません。相手の刻み突きを”潜る”イメージです。
2:
軸足の親指の腹で支えます。
やっちゃいけないのは、足の裏がひっくり返って上を向いてしまうこと。
なぜいけないかは、もう少し基本が上達して教わる技が連続攻撃に移った時に説明します。
もうひとつ母指球より「踵」は後ろ側ではなく、前側に向けると距離が伸びます。
3:
真半身で構えたまま、前足を相手に侵入させ突く瞬間に腰を切り真身になります。
刻み突きとは逆で、腰を切る事でより遠くを突くことが出来ます。
4:
突く度に膝を床にぶつけると、膝を痛めてしまいます。
5:
突き手では無い方の使い方は2パターンあります。
①相手の刻み突きを想定した突き方
②引き手を利用した突き方
①は「後の先」と呼び、相手の攻撃に反応して相手より先に技を極める事を指します。
相手の刻み突きの軌道を逸らしながら、自分の逆突きを極める方法です。
②は「先の先」と呼び、相手の攻撃よりも速く自分の攻撃を極める事を指します。
固定式基本でも触れていますが、技のスピードを上げる方法は、シンプルに引き手を速く取ること。
これでスピードアップします。
①と②どちらでも構いません。2通り試してみて自分がしっくりくる方を選んでみてください。
上々
要するに上段のワンツーです。
上段 + 中段のワンツーとは違い、2本とも相手の顎めがけて突きます。
前足を2回その場でタップを踏み同タイミングで突きます。
素早く打ててなんぼの技です。
強い(上手い)選手は、このワンとツーの間を狙ってきます。(カウンター)
まずは今日稽古した上々を出せるようになれば、もっと速く突く方法の説明に入りたいと思いますので、忘れずにしていてください。
かなり時間をかけて刻み突きと中段逆突き、上々を稽古し実際にミットを打ってみることに。
しんどい時間帯でしたが、大きな声で食らいついてきます。
段々活気のある空手教室になってきたように思えます。
体力的(精神的)にしんどくなった時に諦めて手を抜いてしまうか、もうひと踏ん張り出来るかでいろんな事が大きく変わってきます。
先生の目を見てお話が聞けていたし、今日は全員ホントに良く頑張ったと思います。
始めにも触れましたがゆり空手は、単に技を教える教室だけではなく精神力を鍛える場でありたいと思っています。
歯を食いしばって、地味で辛い稽古を乗り越えた人だけが達成感・満足感を得られます。
生徒には、寒稽古の意味についても説明しましたが精神の鍛練のために行っています。
あの寒さを乗り越えられれば、少々のことでは動じることは無いと思います。
【居残り稽古】
今日は2名参加。
じっくり30分かけて平安初段です。
挙動は覚えていますので、細かい部分を修正していきます。
・一人ひとり異なる猫足立ちの長さ
・膝頭の向き
・軸の置き方
・レの字立ちからの作り方
・抜き方(落とし方)
・美しく魅せるコツ
立ち方だけでも最低限これだけ拘ります。
まだまだ手刀受けに入る「準備」が”あやふや”なので次回キッチリ修正していきます。
生徒から形について、いろんな質問が飛んできましたので記しておきます。
指導形:四の形・十二の形
基本形:平安初段・二段・三段・四段・五段
第一指定形:バッサイ大・セイエンチン
第二指定形:ニーパイポ・松村ローハイ
自由形:糸東流は43種類
流派は”糸東流”(しとうりゅう)
糸東流の開祖、摩文仁賢和先生は首里手の糸洲安恒先生と、那覇手の東恩納寛量先生からそれぞれ学び、両名の頭文字を取り糸東流と名づけられました。
心武館で覚える最初の形は、四の形・十二の形で、4大流派のひとつ糸東流は全日本空手道連盟基本形(二)となります。
基本形(一):剛柔流
基本形(二):糸東流
基本形(三):松濤館流
基本形(四):和道流
また、全空連が定める糸東流の形は43種類あります。
一番難しい形を質問され「チャタン」と答え、たまたま形道着だったこともあり久々にチャタンとアーナンを打ちました。
この子達が高学年くらいになったら、自由形打ってるかも知れませんね。
その日が来るのを楽しみにしています。
こんにちは!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 さらに続きます。
13・ダッキング&突き・レベル3(相手に反応させて避けて突く)
14・ダッキング&突き・レベル4(距離を取って刻み突きで反応させる)
15・ダッキング・スピードアップトレーニング
16・ダッキング&突き・蹴りのコンビネーション
【ダッキング&突き・レベル3(相手に反応させて避けて突く)】
組手構えに立ち距離は前足が重なる位の近距離です。
ダッキングして突きをお互い一度ずつ繰り返し、2本目で極める練習です。
ペア相手と同じくらいのスピードが無いと練習になりません。
最初の突きに反応させて相手に突かせます。それをダッキングして突きを極めるって訳です。
これを高速で、、
ポイント:突いたらすぐにダッキングする
【ダッキング&突き・レベル4(距離を取って刻み突きで反応させる)】
今度は、前足を一歩踏み込んだら相手の前拳にタッチ出来る程度の距離を取ります。
自分の刻み突きを返されたときでも、距離を取る事でいろいろな技の組立が可能となります。
ポイント:わざと刻み突きに相手を反応させて突いてきたところを獲る。
これをひとつ覚えれば、相手との距離を変えていくことでいろんなバリエーションが膨らみます。
ダッキングひとつで、相手を惑わすことが出来ると言えます。
①刻み突き(みせ技)
②相手が反応(攻撃)してきたらダッキング
③逆上 or 裏回し蹴り
みせ技とはいえ、刻み突きはしっかり距離を取り本気で突きにいかないと相手に悟られます。
刻み突きで相手を下げて反応させなければ、この技は成立しません。
正体同士・逆体同士の場合は相手の外側に逃げられるのでかわしやすいですが、
正体 / 逆体では、相手のオープンスペースにダッキングすることになるので特に注意が必要です。
要するにこうです。
刻み突きで跳び込み、突いた手で上段を防ぎながらダッキングします。
これなら相手のオープンスペースに入っても被弾リスクは軽減出来ます。
防いだ手に当てさせたところを獲りにいくことが出来ますね。
【ダッキング・スピードアップトレーニング】
超高速スピードでお互いが突いたあとダッキングを繰り返します。(全力で突いてます)
これは体幹の強さが問われます。
上体を大きく振って体勢を戻して突きますので、体幹が弱いと競り合いに負けます。
30秒間全力でやり切ってました。
【ダッキング&突き・蹴りのコンビネーション】
ダッキング&突き・レベル3で行ったことにプラスして、裏回し蹴りを追加しています。
こうです。
①突いて潜って1発目は突きを返す
②更に潜って裏回し蹴り
これを最初から距離を取って行います。
ポイント:蹴った後は蹴り足を後ろに着地させ距離を取ること。
ダッキングの後に蹴れるように練習しています。
自分のタイミングではなく、しっかり相手の攻撃を見て来たものに対してしっかりダッキングすることが重要ですね。
相当、反応のレベルが高くないとついていくことが出来ない高度な練習でした。
こんにちは!
今日は心武館の寒稽古でした。
コロナ禍により3年ぶりの開催となりました。
久々過ぎて場所に自信が持てず早めに出発。(大蔵海岸とごっちゃになってた)
上手い具合に集合時間より20分前に到着しましたので、
明石海峡大橋の近くを一人ぶらぶら散歩です。
ゆるーく時間が流れていきます。
のんびり海岸沿いを散歩していると、一人また一人先生が到着です。
新年の挨拶を済ませ荷物の搬入のお手伝いから準備スタート!
経験豊富な他の先生方はテキパキ準備を進めていきます。
私は受付場所の設営や更衣室の準備、闘魂鉢巻き当番でした。
10時ちょい前に、ゆり生や出身道場の生徒たちがぞくぞくと集まってきます。
検温を済ませ鉢巻きを手渡しし、生徒全員で寒稽古場所の石ころ拾い!
砂浜を裸足で稽古しますので、生徒全員で行います。
途中キレイな貝殻拾ってましたね!
石拾いがひと段落ついたら、明石海峡大橋をバックに集合写真!
青空の下、良い写真が撮れました(もらいました)
次は学年毎に列を作り皆でランニング!
10周近く走ったでしょうか。
温もってきたところで、サーキットトレでUPしていきます。
ちびっ子達は元気な声で気合満々で頑張ってます!
固定式基本へ移り今度は、全員で四の形!
中段横受けを上段揚げ受けや下段払いに変えたりしながら!
今度は隣に並ぶ生徒同士で組手です。
グルグル相手を変え互いに技を出し合います!
十分に心と身体の準備を終え、、
海に向かって整列です、、
初めて寒稽古を経験する生徒は、この辺りで察したのではないでしょうか、、
指導者が先頭に立ち、追い突きしながら海に向かいます。
覚悟を決めるしかありません、、
入ってしまえばこっちのもの!
と思ってたら、生徒がぞくぞくと続きます!
子供達からパワーもらいましたよ!
真冬の海に入れる気合があれば道場稽古は、へっちゃらじゃないかな??
海から出たらキャーキャーテンションの上がる生徒達を発見です!
ゆりの生徒や出身道場の生徒達と、たくさん写真を撮ってもらいました!
(声かけて下さりありがとうございました!)
子供以上に私のテンション高かったかも知れませんね!
テキパキと着替えを済ませ、ぜんざい(お雑煮)が待ってます!
苦行を経た後だけあって美味しかったー
開催の裏には、
場所の確保
検温準備
稽古メニューの組立
温かい食べ物の準備
更衣室の準備
身体が冷えないよう焚火の準備
そして何よりも生徒達の安全の確保
こうやって寒稽古出来ることは、決して当たり前のことではありません。
準備してくださる先生方、稽古場所まで送迎して下さる両親に感謝の気持ちを忘れず今年も空手道を頑張ろう!
※今から10年前でしょうか。良い思い出です。
明けましておめでとうございます!
今朝は朝早くから、桜の宮小学校で凧揚げ大会とお楽しみ会。
空手道教室でお世話になってますので、可能な限り出来る事は協力です。
心配していた雨も持ちこたえ、地域の子供達が元気にグランドを30分くらい走り回ってます。
凄い体力。
凧揚げ大会のあとは、ビンゴとお楽しみ会。
初めてのお手伝いでしたが子供達の笑顔を見ると癒されますね。
校長先生ともご挨拶出来ました。
待ちに待った2023年一発目の稽古!
早めに入室し、暖房4台ともフル稼働して体育館を温めてますが、、
激さむです。
さて初日ですので基本中心のメニューを組むことに。
ただ、あまりの寒さのため形稽古を取りやめ組手時間を長く取りました。
1:ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2:固定式基本
3:移動式基本
4:組手
5:居残り稽古
【ジョグ】
ジョグ・サイドステップ・バックラン・ダッシュ身体を動かさないと凍ってしまいそうな位冷えます。
輪になって柔軟を軽く行い、筋トレです。
回数は前年継続でカウントしたいと思います。
男子生徒の号令の基、各210回終了です。
テンポ良く大きな声で号令をかけてくれています。
良い感じ。
たくさんの生徒に小さな成功体験を積ませてあげたいと思います。
次、体幹です。久々の体幹は何やってたっけ状態です。
V字プランク・バックプランク・バックフルアップでした。
今日で55分です。
終了後、どこが痛いか聞いてみるとお腹!
ちゃんと効いてるようで、ひと安心!
【固定式基本】
久々なので立ち方のおさらいから。
閉足立ち・結び立ち・平行立ち・八字立ち・ナイハンチ立ち・四股立ち
覚えてたかな?
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いです。
共通事項は、
1・技は「引き手で極める」
2・脇を空けない
左右正面蹴りは、しっかりと抱え足を取るようにね。
【移動式基本】
1・基立ち / 追い突き
2・前屈立ち / 逆突き
3・四股立ち / 下段払い
移動基本で意識する事は「運足」・「手技のタイミング」・「腰が流れない」
数えだしたらキリがありませんが、色帯を目指す今のゆり生が意識することは
この3つ。
1:運足
半円を描いて進みます。
肩幅に開いた後ろ足を前足に円を描くように寄せ、肩幅に開けます。
2:手技のタイミング
①手技とは、突きや受けを出す方の「手」です。
手技の反対の手で②「引き手」を取ります。
また、移動した時の後ろ足を③「軸足」と呼びます。
技を出すタイミングは、①・②・③を同時に揃えます。
決して動かした足(移動足)で技は出しません。
移動足が着地し、ほんの少し遅れて軸足のピンっ!伸ばし手技と引き手のタイミングを合わせます。
3・腰が流れない
移動基本は進行方向に向かっておへそを前に向けます。(四股立ちは別)
例えば、右手で突いた時腰が左に流れるケースがあります。(逆も然り)
流れたおへそを前に向けるには、突いた方の腰を引きます。
要するに手は前、腰は後ろ方向に引っ張り合いっこします。
この3つが身体に馴染むと、形に変化が訪れます。
固定式基本と移動式基本の延長上に形の上達がありますので、形が上手くなりたい生徒は意識を高めて頑張ってもらいたいと思います。
四股立ちを長めに取りましたが、空手で必要な筋肉は空手の稽古でつけていきます。
歯を食いしばって良く頑張ってたと思います。
嬉しかったです。
【組手】
構え方からおさらいです。
①スタンスは肩幅大程度に広げる(自分が動きやすい程度)
②つま先の向きはㇵの字
③膝を軽く曲げる
④踵を少し浮かす
⑤前拳は肘を軽く曲げ顎の高さ
⑥奥拳は胸の前
⑦身体は真横
⑧顔は前
組手構えでフットワークする時、動かして良いのは「足首」だけ。
決して上に跳ばず、両足首で床を蹴り小さく(細かく)前方移動します。
フットワークの最中、スタンスは変えず同じ幅・同じ長さで速く移動します。
身体が温もるまでフットワークで往復し、次ブザーとともに刻み突き。
刻み突きの次はワンツーです。
真半身(おへそは横向き)で刻み突きし、間髪いれずに真身(おへそは正面)で逆突き!
「突き」は突いて元の位置に戻すところまでが突きです。
今日一番伝えたかったことです。
ミットを持って一人ずつ見て回ります。
マスクをつけて息苦しいですが、何往復も繰り返します。
今日、注意しましたが稽古中は余計なおしゃべりはダメ!
隣の人の大切な時間まで奪ってしまいます。
空手道を通じて、おしゃべりしたい気持ちを我慢しよう。
心当たりのある人は、黙想に取り入れてみよう。
【居残り稽古】
お正月休み中に新しい形を覚えてきた生徒がひとり。
「平安初段を観てください」です!
これまで気分転換に数回。
稽古修めの日に1度みっちり稽古しましたが、覚えてきたようです😊
まだ1年も経たないのに平安の形を2つです。
館の指導形を含めると既に4つ目。
改めて感じましたが子供は凄い吸収力です。
スポンジのように吸収していきます。
覚えてきた形を道場でともに修正していく状況は、私の想うあるべき姿です。
今日は、目線を指導しましたが次回以降もう少し踏み込んで修正したいと思います。
エネルギーが爆発して走り回ることが普通ですが、休憩の合間も覚えたことをコツコツ自主練出来る生徒です。
遠慮せずどんどん声をかけてくださいな。
さあ!
明日は久しぶりの寒稽古!
※保護者の皆さん いつも写真を提供してくださりありがとうございます!
凄く助かってます!
明けましておめでとうございます!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 まだまだ続きます。
09・ダッキングの基本トレーニング
10・高速ダッキングトレーニング
11・ダッキング&突き・レベル1(その場・踏み込み)
12・ダッキング&突き・レベル2(相手の突きをかいくぐって突く)
【ダッキングの基本トレーニング】
組手構えに立ち、上体を柔らかく使うダッキングの練習です。
相手に構えてもらい膝と上体を柔らかく使いながら動かしていきます。
相手の腕をUの字に動かします。(ウィービングとも呼ぶ)
今度はペア相手は真身に立ち、両腕を肩の高さにあげてもらいます。両腕の中に自分が入り、ダッキングで潜りながらで左右横移動です。
これは相手の突きをもらわない様にディフェンスする練習です。
これを高速で行います。
ポイントは膝だけでなく上体を振ること。
モグラたたきのような感じです。
【高速ダッキングトレーニング】
お互い上体は真身で向き合います。
ペア相手は突き、自分は避けます。
ペア相手の突きは両手を使って高速で攻撃、自分は両手でガードしながら膝を使いながらダッキングしてかわします。
これを超高速で、ひたすらガードする練習です。
(ポイント)
1・足は出来るだけその場で、上体は円を描く様に動かすこと。
2・前後の距離とサイドの距離を意識すること。
3・同じ方向に円運動してたら狙われるので、小刻みなフェイント入れながらダッキングする。
4・自分が後方に反ると相手は長い突きを出してくるからこそ潜るチャンスが生まれる。
【ダッキング&突き・レベル1(その場・踏み込み)】
お互いの前足が重なる程度に近づき、互いに組手構えになります。
相手の突きをダッキング(お腹側から回る)でかわして突く練習となります。
ダッキングですが、お尻を下げるだけでは相手は狙いやすいので股関節からしっかり下に落とすようにし、上体を下げます。
顔は正面を向かずに顎を自分の肩でガードしながら上体を落とすことがポイントです。
そのまま起き上がりざまに、反動を使って逆上(上段逆突き)です。
ゆっくり始めてリズムが掴め出したら徐々にスピードを上げ、最後技を出すとともに踏み込んで極めます。
あくまでも攻撃をかわすことが目的ですので(突きをもらったら失点)、まずはしっかりダッキングです。
反撃はその後です。
※2016年に行われた、第44回全日本準決勝 荒賀龍太郎 vs 西村 拳を観てもらったら良く分かると思います。
あまりのスピードに館内どよめきが上がってます。
(反則となりましたが、直後の刻み突きも見ものです。 相手は反応出来ない程の”先の先”です)
【ダッキング&突き・レベル2(相手の突きをかいくぐって突く)】
ペア相手は、刻み突きを出したままでストップ。
自分は背中側からダッキングして相手の腕をかいくぐって突きを出します。
当然上体と膝は速く柔らかく動かします。
左右どちらでも回れるようにしておけば、相手はやりにくいでしょうね。