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2022年8月21日(日)第73回谷派空手道修交会 全国大会 @常盤アリーナ
こんにちは!
本日は、神戸常盤アリーナでゆり道場の記念すべきデビュー戦でした。
保護者の皆さま、朝早くからお疲れ様でした。
生徒たちの頑張りをスタンドで応援したかったのですが、私と娘は審判、コート役員として大会参加です。
プログラムを見てビックリ!同じコートでした。
見たところ特に緊張している様子も感じません。選手以上に父兄や私の方が緊張していたのではないでしょうか。
今持てる力を十分に発揮していたと思います。
気合の声もしっかり出ており、突きのスピードも感じられました。
勝ち上がる選手との違いは、力強さ。
手技と軸足の一致性が課題だと捉えました。
今回、負けた選手をスタンドに帰さず後方で見学させることに。
ここで大事なのが上手な選手の演武を間近でしっかりと見比べることです。
足を投げ出したり、おしゃべりする場面ではありません。
ここはしっかり注意していきたいと思います。
さあ!始まったばかりの空手道人生。
勝つことで得られる喜びや自信、負けたことで生まれる悔しさ。
空手道とは大会が全てではありませんが、自分の力量を測ることが出来ます。
あとに続く生徒が表れることを期待しています。
さあ!次戦は 冬の垂水区大会、来年春の北区大会に照準を合わせ、稽古は平安の形に入り、組手の稽古も増えていきます。
形も組手も積極的に挑戦する生徒に育ってほしいと願っています。
2022年8月20日 (土)道場稽古19
こんにちは!
いつもより少しだけ早く道場入りしてモップがけ。
隅々まで掃除していると見つけました!開封されていない状態のクーラーが4台も!
ありがたいですね。
さて本日のメニューです。
・ストレッチ
・体幹・筋力トレ
・固定式基本
・移動式基本
・形試合所作
・形
・居残り練習【形】
【ストレッチ・体幹・筋トレ・お尻歩き】
サラッとストレッチを終え、通算3回目の体幹/筋トレです。
体幹では、ピンと姿勢を伸ばしながらフォームを整えます。初めて取り入れた時と比べて、フォームもキレイになり辛抱も出来るようになってきました。
筋トレも同様に良い感じ。体つきがどんな風に変化するか、今から楽しみです。
お尻歩きも足を床に置いたことで、腰を左右に動かせるようになってきた感じです。
おっと!今日はスクワットを忘れ正面蹴りをしてしまいました。
【体幹7分30秒:筋トレ各30回】
【固定式基本】
中段横受け
上段揚げ受け
下段払い
正面蹴り
四股立ち突き
前屈立ち/基立ち
・引き手で極める意識が足りない
・両手が一致していない
これは審査までに修正したいところ。
中段横受けにしても肩の高さで受けず、顔の高さで受けています。本人はちゃんと出来てるつもりなんでしょう。
次は鏡の前で、本人に気づかせてあげようと思います。
【移動式基本】
腰に両手をあて基立ちで運足の練習です。
移動足は半円を描き、雑巾がけします。また軸足を締める感覚を全員で練習しました。
運足の次は、実際に突きます。
まずは追い突き。
移動足が着地した後に(ほんの少し遅れて)突きを入れますが、ポイントは引き手はいっさい動かさないこと!
全体的に移動中、我慢できず手が動く傾向にあります。
丁寧に丁寧に説明を重ね、移動基本に移ります。
足 → 腰 → 手の順番に下半身から連動しています。
この後は、前屈立ちになり逆突きで移動です。初登場でした。
【形試合所作】
今日一番時間を割いたのは入退場の所作。
父兄の方にご協力いただき、旗を持ちコートの四隅に座ってもらいます。
名前を呼ばれたら元気よく
①:手を上げてハイっ!
と返事です。開始線まで入場し、
②:お互いに礼
③:正面に礼
赤紐の人から順に大きな声で、
④:形名を発します(四の形、もしくは十二の形)
主審の笛の合図とともに、演武を開始です。
形を打ち終えたら
⑤正面に礼
対戦相手の形が打ち終わるまで、開始線でじっと待機です。
主審の笛の合図とともに、4隅の副審が旗を揚げ勝敗が決まります。
⑥正面に礼
⑦お互いに礼
⑧まわれ右して退場
【形】
対戦相手と並び、試合を想定した形稽古です。
最初から最後まで自分のリズムで形を打つ練習です。
方向転換時の手技の使い方を全員で練習しました。
あっという間に2時間が過ぎました。
【居残り練習】
1時間弱だったでしょうか。3人残って形練習です。
ある生徒に伝えたことですが、手技・引き手・軸足を一致させると、形の見栄えが変わります。
ぜひ取り入れてもらいたいポイントです。
さあ!明日は修交会大会。
結果も大事ですが、大会に向けて努力を重ねたプロセスの方が大事だと私は思います。
初めての大会に頑張って挑戦し、試合を終えて戻ってきたお子さんを、暖かく迎えてあげてください。
※審査申し込み期日は27日です。受審される方は忘れずに提出してください!
(1日、本部に提出します)
新設! 組手の基本【苦手な技を克服する】
こんにちは!
Vol.9は苦手な技を克服する (2019年5月号)
-リーチの差に負けないスピードと技を身につける-
自分より体格差に勝る相手と対戦する場合、どうやってポイントを奪おうか当然考えます。
いつもと同じ戦い方では、手足の長い大きい選手の方が理論上有利です。
そこで課題になるのが、「相手の技をくらわずに自分の技を極める工夫」です。
「スピード」と「技」に絞って説明されています。
リーチの差に負けないスピード
(1)腸腰筋を鍛える
スピードを上げる方法のひとつに筋力をつけることとあります。踏み込んだ時のストライドを伸ばすためのトレーニング方法です。
一歩の移動距離が伸びれば、リーチの差を埋める事が出来ます。ここではジャンプ系のトレーニングをお勧めされていて、脚力とともに腸腰筋も強化出来るメニューです。
腸腰筋とは、姿勢の保持や脚を上げるための筋肉です。
単にスピード強化だけに留まらず、美しい姿勢を保つのも、この腸腰筋が大きく影響します。
①低くしゃがむ
②両手を大きく振って、高く遠くまでジャンプする
③着地は音を立てず、連続して飛ぶ
(2)手を伸ばしてステップする
攻撃の時は、ストライドを伸ばすとともに、腕も最大限伸ばすことを心がけると、到達距離はさらに伸びます。イメージは落ちて来たものをキャッチする感じです。
①組手構えで立つ
②前方に飛ぶ時に、手を伸ばす
③組手構えに戻る(上体をまっすぐに戻し、後ろ足を寄せる)
これを連続で繰り返します。
攻防の中で華のあるカウンター。相手は攻撃を仕掛けている最中ですから、防御の意識は欠如していますのできれいに極まる確率が高いといえます。
カウンターは大きく分けて2種類。
相手の攻撃をかわして極める「後の先」と、相手の出会いに合わせる「先の先」。
(3)相手に攻撃させる
まずカウンターを狙う場合、
・攻撃させたいところを意図的に空ける
・相手の攻撃の間合いに入る
のように相手の攻撃を誘発させる必要があります。
【突きのカウンター】
通常の構えから、相手の間合いに入るまで間を詰め、その時身体を後傾させ、後ろ足にほとんどの体重を乗せ、前足は母指球だけを床に着けます。
頭部は前進せず足だけ前進させます。要するに足は射程圏内、頭はギリ射程圏外です。
相手の攻撃に合わせ、懐に入って「先の先」で、中段逆突き。
間を切って、「後の先」での刻み突き。間を切る時は足で後退せず、後傾した上体を起こすと、適切なタイミングで突くことが出来ます。
【蹴りのカウンター】
①通常の構えから上体を前傾させ、上段突きを誘発する
②相手が突くのに合わせ、上体を後ろに倒しながら蹴りのカウンターを極めます
③もしも相手が攻めてこない時は、上体を後ろに傾けるのを利用して後ろ足を前に継ぎ、蹴りを極めます
時代の流れとともに、目まぐるしく変化(進化)する組手競技。
今もなお世界中で最新の技術を研究し続ける月井理論。
残りあと2本ですが、この「新設! 組手の基本」と「競技の達人シリーズ」から多くの知識を得られます。
熟読をお勧めします。
マーカーコーン
こんにちは!
マーカーコーンです。
ランダムに配置したマーカーをジグザグに駆け抜けるような、フットワークの練習で使う事が多いのではないでしょうか。
組手練習前のアップに良く見るメニューです。
他には、反復横跳びや、十字に配置しマーカーを中腰で動き色タッチです。反応の練習に用いますね。
マーカーを使ったトレーニング方法のひとつにこんなのもあります。
5色のマーカーを道場中に広げ、指定色を掴んで戻ります。
色の指定もひとつから、どんどん増やし連続で順番通り取ってきます。
また、他の子が触ったマーカーには触れてはいけません。
回りを確認し瞬時に判断し俊敏に動きます。
目を動かさないで一点を見る固視点を中心として、30度以内を「中心視野」と言い、それより外を「周辺視野」と呼びます。
この周辺視野は組手競技で必要な能力のひとつに挙げられます。
対戦相手の突きや蹴り一つひとつを見ながら組手をする。
つまり右や左・上や下と目線をあちこちに配って組手をしていると、疲れるし反応が遅れてしまい失点に繋がります。
周辺視野でコーンの位置を素早く認識する事が出来るようになると、組手競技では場外間際の攻防で余計な反則を取られることも無くなるのではないでしょうか。
日本一にチャレンジする空手道場養正館の秘密 -空手による子供の精神・身体・神経発達と成長-
こんにちは!
静岡県の強豪道場、養正館の稽古風景を収録したDVDです。渡辺 貴斗館長は日本一全少を研究されていると言われていて、雑誌でコラムも執筆されています。
内容は道場あるある。
生徒との向き合い方:
「褒め時を逃さない」
「男の子(女の子)への指導方法」
「なぜ途中で諦めるのか」
「教え子は指導者を映す鏡」
「なりたいと出来るを自覚させる」
道場経営:”どうやって道場生を350名に増やしたか” のコラムは目から鱗
「どこを強調するか」
「道場生管理」
「弱者の戦略」
「ターゲットを絞る一点集中」
「近場から攻める局地戦」等です。
自分がどんな道場を目指したいのか、理想を描いていた時期に、参考にさせてもらっていました。
おっと、ブログの内容から随分離れてしまいました。
形・組手ともに競技空手に特化した内容になっており、組手関連に関しては、月井 新先生の「競技の達人」を徹底的に研究し道場稽古に取り入れられていますので、このブログでは割愛します。
形チャンピオンコース(上級+有段)では、ジインと言う形で、挙動に沿って身体の使い方を説明されています。
上級コースの生徒ともなると、質問にもすらすら答えます。
猫足立ちを素早く落とす方法を、サッと説明し即実践です。説明の上手い人の特徴ですが、かける言葉がシンプルで分かり易いです。
後屈立ちを素早く左右に極める感覚を身につける練習が収録されていますが、バッサイ大の振り捨てや、チャタンの小手受け、平安五段の最後の極めと通じる部分があります。
これは応用出来そうです。
部分練習を終える度に、先生がこれは何のための練習?と頻繁に質問です。生徒の理解度の確認とともに、シンプルな言葉で答え合わせ。
こうやって全体のレベルを高めているのですね。正に空手教室です。
体重の乗せ方、軸の使い方でも、小道具を使って分かり易く説明されています。
この軸を説明するにしても、言葉だけでは伝えることが難しいですが100均にあるスポンジ棒を使えば理解させやすいでしょうし、運足や立ち方を説明する際、ホワイトボードに足型に切り抜いたマグネットを貼り付けて、とても分かり易く指導されています。
「挙動と挙動の間」の説明では、膝の抜きで崩すと教えています。これは抜きを使えば後ろ足が自然と前についてくるので、結果的に「おこり」が出ません。
これは以前、宇佐美先生のセミナーでも表現は異なりますが同じことを触れていました。たしか、「間は立ち方に無い立ち方」にすると表現されていました。
要は、挙動間は一瞬抜いて、次の軸に速く乗ると言う意味でした。
抜きが無いと、後ろ足で床をけって進むので、力んだ結果スピードが上がらないし、頭が浮いてしまいます。
この辺を生徒にアドバイスしながら、授業が進行していきます。なので通しで形を打つ回数はDVDを観る限りですが、かなり少ないと感じます。
床に座って説明を聴き、その場で部分練習です。習ったことを身体に染みこませることに時間を多く割き、最後に形を各自で確認させるといった感じです。
方向を変える際、軸足の踵が浮くケースが見られますが、これも抜き(崩し)が出来ていないから。
力任せに回るのではなく、脱力を使ってスムーズ且つスピーディーに回るコツを非常に分かり易く説明されています。
四の形では、方向転換が4か所ありますので、この練習方法は多いに参考になります。
時間を割くべきは、形を沢山打つ時間(回数)では無く身体の使い方なんだと、このブログを書きながら気づきました。
ベースが身につけば、形は基本の応用ですので結果的に、難易度の高い形でも打てるようになるんでしょうね。
早くみんなと練習がしたいなぁ。