こんにちは!
3本目はトルコ式パートナー練習で、トルコナショナルチームのヤセル選手の練習方法の紹介です。
主にタイミングと反応の練習となります。
【打ち込みの中で反応の練習】
20秒間のマススパーで、相手が間合いに入ってきたら反応する練習です。
相手に反応し、いろいろな技を出せるように練習します。
慣れてくれば、相手が細かく動いてターゲットをとらえる練習に移ります。
【得意な攻撃を「防御」に使う】
得意技をひとつ決め「防御」に使います。
シチュエーション:相手は詰めてきて自分は優勢な状況とします。
コートを広く使いながら、ポイントを取らせないよう得意技を「防御」として出します。
【自分から攻める】
ポイントを獲らなくてはいけない場面で、自分から攻めて得点する練習です。
劣勢の場面と想定し、ポイントを獲る練習です。
最初の3回はパートナーはあまり動かず、残り5回は相手が動いて難易度を上げます。
【3種類のタイミング・コンビネーション】
1つ目は自分から攻撃
2つ目は相手が出てから攻撃
3つ目は相手の出ばなに攻撃
2つ目は、プレッシャーをかけ相手を下げさせます。嫌がって前に出たところをカウンターで極める練習です。
その場に留まらず、コートを広く使いながら練習します。
以上、トルコ式パートナー練習の紹介でした。
こんにちは!
時々ですが、予定していた稽古メニューを消化出来ない事がありました。
時間内で収まらない位の量であったり、ひとつのメニューに時間をかけ過ぎたり、注意する時間(回数)が増えたり、、
理由は様々です。
普段からメニューは組立て臨んでいますが、細かく時間配分まではしていませんでした。
今日はざっくりと時間配分を予め決めてみました。
13:00 ~ 13:15 柔軟・筋トレ・体幹トレ
13:15 ~ 13:35 固定式基本
13:35 ~ 13:40 小休止
13:40 ~ 14:20 形
14:20 ~ 14:25 小休止
14:25 ~ 15:00 組手
筋トレは今日で100回突破です。
みんなのお腹はどうかな?カチカチの腹筋してるかな?
中段入れられても唸らないよう、継続しよう!
体幹はフォームがまだまだ悪いです。
何度も何度も言ってますが、頑張りは全て自分の身体に力となって返ってきます。
スピードがついて来ても、ふらつく事なく形を演武出来るようになりますし、組手においては前後左右に激しく動いても、軸がしっかりしていればバランスを崩す事がありません。
なんやかんや言うてますが28分経過してます。入門して半年で体幹28分して、筋トレ100回してる子はいてないかも知れませんので、あんまし高望みしてはいけないか。
固定式基本は、意識高く取組んでいました。いつもの突きと受け技は短時間且つ内容の濃い稽古となりました。
・突き
・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・手刀受け・内受け
・左右正面蹴り
「奥義は基本にあり」です。
今日は、新たにひとつ蹴り技を用意してきました。
11月の審査に向けてクルルンファを稽古していることもあり、足刀蹴りをメニューに追加しました。
注意点を記します。
①蹴る方向は斜め前方
②抱え足を取る時、外から内に向け円を描く
③抱え足、引き足ともに足首を立てる
④抱え足、引き足ともに足の指を反る
⑤膝関節めがけて蹴る
1・基立ちに立つ
2・前足を軸足に引き付ける
3・抱え足を取る
4・アウトエッジで蹴る
5・引き足を取る
6・基立ちに戻る
自宅の壁に手を置き、足刀蹴りの練習をしてみてはいかがでしょうか。
新しい技を学ぶ時は楽しいな!
ある程度かたちになってきたら、もっと要求を高めるよ。
いずれ稽古していく、クルルンファやアーナンで使います。
ここまでは予定通り、、ここまでは。
小休止を挟み、形に移ります。
四・十二の形で身体の使い方を確認します。なぜ移動足を軸足に寄せて回るのか理解が追いついていないようです。
軸移動について説明したいところですが、まだ止めておこう。その前に移動基本を増やし身体で覚えないといけないと感じました。
大会が近づいてきたこともあり、2人ずつ形を観るつもりでした。
礼の角度や姿勢・発声・目付から指導です。かなり細かく注文を出しましたが、形競技はどちらが上手く演武しているか優劣をつけますが互角だった場合、先に書いた
発声や目力が強い方がインパクトが残ります。
形を頑張るのなら、そのような細かいところまで意識が必要です。
一人ひとりにアドバイスをおくっています。今後の稽古に活かしてほしいと思います。
今日ある生徒に言いましたが、観ていてつまらない形は打ってはいけません。言葉の意味を理解してから、少し形が変わりました。
小人数を観るスタイルが結果的に予定時間を遥かにオーバーし、組手に使う時間が15分しかなくなってしまいました。(ごめんなさい)
組手です。
垂水区大会に向けて揃えた防具を身に纏い組手です。
本番での違和感を減らすためには普段から着けて慣れていなければいけません。
改めてフットワーク、刻み突き、中段逆突き、ワンツーです。
今日クローズアップしたのが、刻み突きをだした瞬間の姿勢です。
真身で突いた時と、真半身で突いた時の距離の違いを感じてくれた事だと思います。
今はフォームを作る時期です。しっかり思考しながら稽古に取組めると、今後の伸びが違ってきます。
「よく見る」「よく聞く」「よく考える」です。
なぜ真半身で突かなアカンのか納得出来たかと思います。
中段逆突きです。
王道的なフォームを伝えています。植草歩選手の「消える中段突き」と呼ばれるアレです。
対戦相手は自分の顎付近の高さを狙って、刻み突きを放ちます。
その刻み突きを潜って逆突きを出しますので、前膝を深く曲げて(上体は真っ直ぐ)高速落下します。
なので、鼠径部の力みを無くさないといけません。(脱力)
最後は30本程度でしょうかワンツーです。
全員の前に立ち、ワンツーを受けました。
3月にスタートした空手教室ですが、ワンツーが出来る様になってます。生徒達の成長をすごく感じます。嬉しくって仕方ありません。
さぁ!来週は蹴り!
リクエストが多かった蹴りです!
回し蹴り、刻み蹴りを覚えたら、実際にミット練習に入りますよ!
※11月の審査に向けて、居残り稽古しています。
手取り足取り教えることは出来ませんが、気分転換に隣で新しい形を覚えるのも良いかも知れませんね。
興味のある方は、ご自由に参加してください。
こんにちは!
2つ目は、イラン式”先の先”
イランのザビオラ選手の技をシェアです。
ザビオラ選手は、荒賀龍太郎先生の宿命のライバルと言える人。
世界大会の舞台で勝ったり負けたりを繰り返す関係です。
では、練習メニューの紹介です。(ペア練習)刻み突き・中段逆突き・上段逆突き・
台に向かって、その場で前足・前拳を伸ばして4回刻み突き入れ、5回目で台が後ろに下がるとともに、飛び込んで刻み突きです。
予備動作「起こり」をおこさない様に注意が必要です。
台は下がり過ぎず、実際の間合いを取ります。
上段逆突き:5本目を突く時は、腰の回転を意識します。また、遠間から入ると上段のカウンターを食らうので構えも大事です。
構えが高ければ相手の突き(カウンター)が決まらず、低ければ自分の前拳を相手は抑えて入れます。
なので、攻撃側は4本突く間は前拳を低めに、5本目は高めに構えます。
【コーナーに追いつめた時の得点法】(両者とも正体)
-逃がさない。技の組立てで出ばなを取る-
シチュエーション:コーナーにいる相手に自分がプレッシャーをかけている状態
相手が横から逃げようとしている時、
・失点する
・逃げられる
・時間の浪費
これは避けなければいけません。
・自分の左側に相手が逃げた場合:上段蹴り、上段突き
・自分の右側に相手が逃げた場合:中段蹴り、上段突き、裏回し蹴り、裏拳
相手が逃げる方向によって、最適な技を選択します。
間合いが合っていれば、前足の足払いでプレッシャーをかける事も出来ますが、距離を誤ると上段逆突きを被弾しますので要注意です。
遠間からは前拳を防御に使いながら足払いで、距離を詰めます。
足払いや刻み蹴りのあと、前足を戻すとき相手は攻撃に移ろうとします。
その瞬間が突きで得点するチャンスです。
大切なのは良い距離を保つこと。相手の技が見切れます。
右に逃げても、左に逃げても蹴りが来るっ!と思わせれば相手は下がるしかありません。
少しずつ詰めて足払いすると、相手は上段突きを出したくなります。
そこを上段蹴りを狙えますし、上段蹴りを避けさせて突きで得点することも可能です。
重要なポイントは、プレッシャーと間合いです。
【初動に反応する】(ペア練習)
・相手が前足でフェイントしたら、刻み突きを入れます。
・相手が後ろ足を動かしたら、上段逆突きを打ちます。
相手の出ばなに反応する練習です。
技が出終わるまで、あるいは技を出し始めるまで待たず、初動に反応する癖をつけます。
【コーナー際で「あとしばらく」の使い方】
・C2が累積している時の回り込み方
シチュエーション:1-0でリードしている状態とします。
このまま逃げ切りたいし、相手は得点を狙ってきます。
またC2を取られていれば、場外に出ると反則なので防御するしかありません。
ここで有効なのがダッキングからポジションを入れ替え、相手を誘い込み突きを狙います。
回り込む時も歩くのではなく、上半身で避けて回り込みますが頭が相手から離れると蹴りをもらうので注意が必要です。
以上、戦術練習でした。
こんにちは!
世界最先端をシェアナショナルコーチ・現役チャンピオンの豪華セミナー4本立て!
内容がとにかく豪華なのでチャプター毎に分けて内容を少しだけシェアしたいと思います。
(2015年発売なので少し内容が古いかもですが)
国際親善が目的のこの空手合宿。
日本・グルジア・アメリカ・イラン・アルジェリア・ブラジル・カナダ・韓国・トルコから参加です。
では内容の紹介です。
エジプト式刻み突きをシェアしてくれるのは、フランスのタレックコーチ。
フランスナショナルチームに7年間在籍し、タイナショナルチームのコーチをされています。
リラックスした緩いリズムでフットワークし、技をお互いに出し身体を温めます。
一般的に安全圏と呼ばれる、遠間からの超ロングの刻み突きです。
「空手は常に進化して技を最新型にアップデートしていきます」
2015年の時点でこの刻み突きを、エジプトとイタリアが取り入れているようです。
身体も腕もリラックスして、構えは降ろしていても良く動きの中から長い突きを出します。
イメージはフェンシングのような突き方です。
リラックスした状態から技を出すので、あえて腕を降ろさせていました。
常に動きっぱなしでコート内をサークル状に動きます。
ペア練習では、相手が遠い間合いから詰めてきた瞬間、刻み突きを放つ練習をレクチャーしています。
台になる方も、時には下がって、時には詰めたりして打たせます。
「間合いで防御」し、組手の駆け引きを行います。
【前脚だけで移動する刻み突き + 逆突き】
先にの述べましたが、力んでいたら前に出たくても動きが重いし遅くなります。
刻み突きを打ったら、相手は下がりますので、そこを逆突きで追います。
それを片足だけで行います。ケンケンでワンツーするって訳です。
この打ち方の利点は力が乗って、より遠くまで突けるから。
身体を柔軟に使って前に出ます。荒賀先生の得意技ですね。
注意するポイントは、間合いの調整です。例えば遠すぎる間合いから入ればカウンターの蹴りをもらいます。
誘ったり間合いで駆け引きして、自分の距離になった時に攻めれば相手の意表をつけます。
【拳サポーター練習】
タイミングと反応の練習です。(ペア練習)
1・拳サポを1ケ床に置き、その周りをフットワークします。
2・相手が前足で拳サポを踏んだら刻み突きで反応します。(フェイントで踏まない時もある)
【刻み突きから裏回し蹴り】
これまでは自分が前に出る練習でしたが、次は刻みの後に相手が来ることを想定し前足の裏回しを練習します。
タイミングは相手の前拳を自分からタッチし、相手が詰めて来た時に引き込みます。
ポイントは、
・膝の抱え込み
・自分の前足も相手に寄せる
・身体を間合いに入れて、引き込む
【コーナー練習】
(ディフェンス)です。
相手の攻撃を見切って、体を入れ替える練習です。
ガードを上げて反応したり、ウィービングとダッキングを上手く使っています。
攻め手:刻み・逆突き・回し蹴り・裏回し
受け手:コーナーを背にし防御のみ
コーナーに押し込まれた状況で良く見かける光景です。
攻め手はプレッシャーをかけ続け、守る側にとっては場外に出れないキツい状況ですが、このようなケースも想定して練習する必要があります。
ポイント
1・スピード勝負ではなく、集中しリラックスする(力んでしまったら身体が反応出来ません)
2・前に出て相手の技をつぶす
3・身体をさらすと足が居つくので、片足を後ろに置いておく(胴と頭を後ろへ倒して守れる)
背を向けたり、身体をさらすと全力で来る相手に当たり負けします。
ゲーム感覚で繰り返していました。