こんにちは!
体育館がクーラー設置工事なので使用出来ません。
道場稽古はお休みですが、11月の垂水区大会にエントリーする生徒3人と近くの公園で空手です!
垂水区大会は平安二段、組手競技にも挑戦です!
【形】
受けと攻撃時の立ち方の違いを説明します。
形競技において重要ポイントは、「立ち方」・「姿勢」・「リズム」です。
前屈立ちするところで、基立ちではいけませんので分かり易く説明しました。
受け技の時:前屈立ち
突き技の時:基立ち
次に姿勢です。
軸を置く位置が非常に重要となります。ほとんどの場合、身体の中心に軸を置きますが猫足立ちは異なり、後ろ足(軸足)踵に軸を置きます。
また方向転換する時にも軸移動が存在しますが、これはまた次の機会で。(次の軸に乗るですね)
まずは挙動を正確に覚えることからスタートです。
猫足立ち・四股立ちをより美しく魅せるポイントなんかも。今日は生徒3人だけ。普段の道場稽古とは違い保護者の方にもそばで聞いて頂きました。
自宅練習で参考にしてもらえたら嬉しいです。
最後はリズムです。
平安二段を繰り返し正確に覚えることがゴールでしたが、リズムについても触れておきます。
始めから終わりまで、一本調子で淡々と進んでいくと見所も少なく審判を釘付けに出来ません。
無駄な力みが無く、流れるような演武を目指します。また緩急も必要になってきます。
ゆっくり動く挙動や、ピタッと止まることでスピード感が強調されます。
この辺も次の機会で伝えます。
【組手】
フットワーク・刻み突きのおさらいと「間合い」について。
技が決まる基準は、下記6項目満たすことです。
・良い姿勢
・良い態度
・良いタイミング
・技の力とスピード
・残心
・正確な距離
攻撃を仕掛ける距離(タイミング)についてを信号の色に例えて説明しました。
組手競技はむやみやたらに動いても、体力を消耗するだけで逆効果です。
赤信号:お互いの拳が届く危険な距離(チャンスでもあり、ピンチでもある)
黄信号:前手、前足を伸ばして、相手の拳サポにタッチできる距離(この距離でチャンスを探る)
青信号:前手、前足を伸ばしても相手に届かない距離(この距離で技をだしてもポイントにならない)(相手の間合いを切ったり、呼吸を整える時に使います)
これがポイント奪取に繋がる距離(間合い)です。
自分から、相手の拳サポにタッチ出来たら「自分の間合い」、逆にタッチされたら「相手の間合い」です。この感覚は組手を行う上で重要です。
間合いを理解したところで、動きの中から刻み突きを出す練習に移ります。
残心(引き手、バックステップ)までが1セット。距離やタイミングが良くても残心が無ければ旗はあがりません。
どちらかと言えば保護者の方向けに、ポイントと反則について丁寧に説明しました。
また、組手競技に出場しますので防具のサイズ確認なんかも。
なんやかんやで終わったのは16時。形・組手ともに説明に沢山時間をかけました。
来週は23日に開催します。垂水区出場される方、一緒に練習しましょう!
こんにちは!
Vol.10は先の攻撃力! ステルスパンチをマスターする (2020年1月号)
空手の技の中に分かっているけど、食らってしまうことは無いでしょうか。
その技が反応出来ないほど速いかというとそういう訳でもなく、、
今回月井先生が紹介する技は、「速い」ことではなく「気配を消す」ことにあります。
スピードにはいずれ目が慣れてきます。慣れてきますと、その技は通用しなくなりますが、気配を消すことが出来れば、慣れることはないので何度でも決まります。
それをステルスパンチと呼んでいます。
「確実に見えているのだが、その突きに反応が出来ない」
身体の使い方に相手が反応出来ない要素があるからこそ、分かっていても防ぐことが出来ません。
では反応出来ない要素とは何か。驚くことに、全て普段の練習で行っている基本の中に含まれています。普段、稽古で指摘されている点を注意して行えば、ステルスパンチに必要な要素を身につけることができ、容易にマスター出来ます。
まさに、「奥義は基本にあり」ですね。
①力感がない
いわゆる力みがあると簡単に反応出来ますが、力みの無い技は反応しにくい。ステルスパンチは、力を入れて突くのではなく、力を抜いて突きます。
特に、技のおこり(始動)の部分で、力感を無くすことが重要です。
②手から先に突きを出す
この突きは、足から始動するのではなく手から始動します。
手が先に始動して、身体が手についてくる感覚です。力感も無くなり、脇が開くことも無くなります。
人間は、肩口が動いた時に本能的に反応します。力が入っていると突きは肩から始動してしまいます。
③ステップを省略する
通常の突きは、前足を踏み込んで突く場合が多いですが、ステルスパンチは前足から踏み込むことをしません。
感覚的には、その場から後ろ足を寄せて突く感じです。よって、ドンっ!と前足で強く踏み込みません。
気配を消す術の会得法
①正しい姿勢
正しい姿勢は力みを取り、反応を早め、全身を使って技を出すことが出来ます。
正しい姿勢とは、適度に下半身が沈み、上体は下半身に乗り肩の力が抜けリラックスしながら、視線は左右平行に相手を観ている状態です。
下半身を低くするのは、ドッシリと構えることが目的ではなく速く反応し動くためです。
正しい姿勢で立つと、全身の力は抜けているのに、腹圧が自然にかかります。立った瞬間に、肩と膝の力が抜けていて、腹には適度に圧がかかった状態です。
②抜きで始動する
正しい姿勢で構えた状態から、股関節と膝、足首関節を瞬時に抜くことで突きの動作を始動させます。
瞬時に抜ければ力の溜めが無くなり、構えたところから余計な動作をせず、突きを始動出来ます。
③始動時に息を吸う
息を吸う事により、力みが消え余計な動作もなくなる。息を吸う事で腹圧をかけることができ、技のスピードと威力が増します。
④摘まむように突く
突きを確実に極めるには、突く感覚を持たないこと。突こうと思えば腕に力が入り、結果肩が上がり、脇が開き、スピードも落ちます。
目標とするところに、米粒がついているのを想像し、その米粒を摘まむように手を伸ばします。
摘まむイメージを持つことで、手から始動し肘と肩は手の後ろからついていく形になるので、結果的に肩は上がらず、脇も開きません。
ものを摘まむ行為は、肩口を動かさないので、突きの時にこれをイメージ出来れば、相手の反応を本能的に遅くすることが出来ます。
⑤後ろ足を寄せて、素早く足を継ぐ
後ろ足で床を蹴るのではなく、後ろ足を前方に寄せるが、その時に同時に突きます。
床を蹴らないことで気配が消えますので、相手にとって反応が難しくなります。
後ろ足と奥の手を同時に前方に出すようなタイミングを心がけます。
こんにちは!
本日は、垂水体育館で段級審査会でした。
ゆり道場からは、3月のプレ稽古から参加する生徒7名が挑戦です。
道場で学んだことを、そのままぶつけるだけ。
前日の稽古でも触れましたが、元気よく!力強く!です。
さてどうだったでしょうか。私は白帯グループの審査員でしたので、よく知る生徒だらけです。
挨拶に関して言えば、どこの生徒にも負けない位抜群でしたね。
ちゃんと教えを守っていました。
挨拶が出来て損することは一つもありませんので、いつまでも忘れずにいてほしいと思います。
生徒より、審査する私の方が緊張していたかも知れません。
途中何度か説明を噛んでしまいました、、
【基本】
空手道をスタートしたばかりの生徒が、まず初めに覚える空手の基本。
形は基本の組合せなので基本が出来なければ形どころではありません。
また、この先オレンジ帯や青帯の審査に挑む時に、基本が出来ていないと自分が恥ずかしい思いをしてしまいます。
なので白帯のうちに正しく覚えていないといけません。
【形】
四の形・十二の形を演武します。中には平安二段にチャレンジする生徒も。
先週の練習会の成果でしょうか、果敢に挑みます!
【組手】
覚えたばかりの刻み突きや逆突き、ワンツーを積極的に繰り出していました。
黒帯目指して始まったばかりの空手道人生。
楽しいことばかりではなく、辛いことやしんどいことも多々あると思いますが、昇級に向けて頑張ったこの日のことをいつまでも忘れずに精進してほしいと思います。
※これは我が娘、初めての級審査に挑戦した時の写真です。皆と同じ小学1年生でした。